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なぜ+87から電話が?知らない海外番号の正体と詐欺の仕組みを解説【スプーフィングにも注意】

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はじめに

「+87」という見慣れない国際電話からの着信――

「なぜ自分に?」「もしかして詐欺?」「警察やNTTを名乗ったけど本当?」
そんな不安を抱えたまま放置していませんか?

実はこのような電話、詐欺グループが“スプーフィング(番号偽装)”技術を悪用しているケースもあります。
この記事では、「+87」の正体と仕組み、なぜ自分にかかってくるのか、そして最近横行している番号偽装詐欺の手口と対策を詳しく解説します。


+87の電話番号はどこから来ているのか?

「+87」は通常の国別番号とは異なり、衛星通信専用の国際ダイヤルコードです。
この番号帯は特定の国に属さず、遠洋船舶・軍用・遠隔地との通信に使われます。

番号用途
+870Inmarsat(インマルサット)
+871〜+874廃止済みの衛星通信番号
+875〜+877衛星通信専用番号
+878〜+879グローバルネットサービスや将来の用途向け

しかし、こうした“正式な通信用途”とは裏腹に、詐欺や不正利用にも使われることがあるのです。


なぜ自分の番号にかかってくるのか?

以下の理由が考えられます。

① ランダム発信(ロボコール)

詐欺業者が自動で無作為に電話番号へ発信する「ロボコール」型の詐欺。
スマホや固定電話に国籍・年齢を問わず着信するのが特徴です。

② 個人情報の流出・名簿売買

どこかで登録した名前や電話番号が流出・転売され、詐欺グループの手に渡った可能性も。
SNS、懸賞、アンケート、ネットショッピングなど登録先は多岐に渡ります。

③ 折り返しを狙った高額通話詐欺(ワン切り)

数秒で切れる着信を残し、ユーザーに折り返しをさせて高額な通話料金を請求するワン切り詐欺です。
「衛星通信番号」は1分数百円以上の通話料になることも。


スプーフィングとは?電話番号が偽装される手口

🔍 スプーフィング(Spoofing)とは

スプーフィングとは、発信元の電話番号や名前を偽装する技術のことです。
本来の発信元とは無関係な番号(たとえば「+388」や「警察風の番号」「+87-××××-0110」など)を表示させることで、受信者を騙します。

📌 実際に確認されている偽装事例

  • +870●●●0110(末尾110で“警察”を連想)
  • 「NTT」「警視庁」などの実在名を音声でかたる

見慣れた番号でも油断は禁物。番号だけで信用せず、音声内容や誘導内容に注目しましょう。


詐欺に使われるよくある内容

  • 「NTTからの重要なお知らせです」
  • 「この番号に異常があり、2時間後に回線を停止します」
  • 「詳細は1を押してください」
  • 「大阪府警捜査二課の〇〇です。です。あなた名義の口座がマネーロンダリングに使われました」

これらは不安煽動型の詐欺手口です。

番号表示が偽装されており、発信元は詐欺グループである可能性が極めて高いため、番号表示だけで判断しないよう注意が必要です。


出てしまったらどうなる?折り返しのリスク

  • 高額な国際通話料金が発生する場合あり
  • 話してしまった個人情報を悪用される可能性
  • 「つながった番号」としてマークされ、再度ターゲットにされることも

安心のための対処法・予防策

✅ 電話に出ない・折り返さない

知らない国際番号、特に「+87」から始まる番号には絶対に折り返さないでください。

✅ 番号をブロックする

スマホで該当番号を長押し →「着信拒否」「ブロック」設定で再着信を防げます。

✅ 迷惑電話対策アプリを使う

  • Whoscall(フーズコール)
  • 電話帳ナビ など

✅ 固定電話:国際電話の発着信を制限

固定電話のサービスで「国際電話不取扱受付センター」に申し込むと、国際電話を一括で着信拒否ができます。

✅ 家族や高齢者にも周知を

スマホ操作に不慣れな人ほど狙われやすいため、家族内でも注意喚起を。


まとめ:不審な+87の電話に出ないで!

危険なポイント内容
番号の正体衛星通信番号(特定国ではない)
スプーフィング電話番号が偽装されている可能性あり
詐欺手口自動音声・警察やNTTをかたる誘導
対処法無視・ブロック・国際電話制限など

参考リンク


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免責事項

※本記事は2025年7月時点で確認された情報をもとに執筆しています。詐欺手口は日々変化しており、記載内容がすべてのケースに当てはまるとは限りません。被害や不安がある場合は、速やかに警察や通信会社などの公的機関にご相談ください。当サイトは、この記事に基づく行動によるいかなる損害にも責任を負いかねます。

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