2025年7月現在、0800-777-0319(08007770319)というフリーダイヤル番号からの自動音声アンケート形式の不審な電話が各地で多数報告されています。
この番号は、電話番号検索サイト「JPnumber」や「電話帳ナビ」でもアクセス数が急増しており、口コミの多くで「怪しい」「正体が不明」「電力会社ではないのに名乗っている」との声が寄せられています。
📞 通話内容の一例
SNS(X/Twitter)や電話番号検索サイトでの報告によると、電話では以下のような自動音声ガイダンスが流れるケースが多いようです:
「こちらは電力安心サポートです。電気料金に関するアンケートを行っております。持ち家の方は1、賃貸の方は2、それ以外の方は3を押してください。」
住宅状況などを訊ねる形で情報収集を目的としている可能性が高い構成です。
❗「電力安心サポート」とは? 実在する団体なのか?
「電力安心サポート」は、大手電力会社や公的機関の公式な部署名では確認されていません。名称の響きは信頼性がありそうに見えますが、法人登記や公式ホームページの存在も確認されておらず、実体不明の任意名称である可能性が高いです。
これは、「公的機関や電力会社と誤認させるための名称使用」という手口で、過去にも類似の名称を用いた詐欺まがいの電話が多数確認されています。
⚠️ 危険性と注意すべきポイント
危険ポイント | 解説 |
---|---|
発信元が不明 | 団体名の信頼性が不透明で、法人名や連絡先も不明 |
自動音声ガイダンス形式 | ボタン操作を求めるだけで、オペレーターとの対話がない |
個人属性の収集 | 住宅形態や年齢層を聞き出し、営業リスト化する可能性 |
類似番号の多発 | 「0800-300-9840」などで同様の内容で複数の番号が使われている |
📜 特定商取引法の観点から見る法的問題
このような電話は「電話勧誘販売」に該当する可能性があり、特定商取引法によって以下のような義務と禁止事項が定められています:
- 事業者名の明示義務(第16条)
勧誘を開始する際に、事業者の氏名または名称、勧誘目的、サービスの概要を明示する義務があります。 - 不実告知の禁止(第6条)
実在しない団体名や、公的機関と誤認させるような表現を用いることは違法です。 - 再勧誘の禁止(第17条)
一度断った相手に対して再度勧誘を行うことは禁止されています。
0800-777-0319からの電話がこれらの規定に違反していた場合、違法性が疑われる可能性があります。
🛡 被害を防ぐための行動ポイント
✅ 知らない番号には出ない
✅ 出てしまっても番号を押さずに、すぐに切る
✅ 名前・住所・住宅情報などは話さない
✅ 録音やメモを取り、証拠を残す
✅ 不安がある場合は、188(消費者ホットライン)または #9110(警察相談)へ
💬 よくある質問(FAQ)
Q. 「電力安心サポート」は本当に存在するの?
→ 公式な法人登記や行政機関とのつながりは確認されていません。現時点で実在の根拠が確認できず、正体不明のままです。
Q. ボタンを押してしまったけど大丈夫?
→ ボタンを押すことであなたの居住状況などの個人情報が収集され、次の勧誘に繋がる可能性があります。個人情報を話していなければ被害の可能性は低いですが、念のため消費者センターに相談を。
Q. 「持ち家」と答えただけでも問題ある?
→ 情報収集リストに加えられる恐れがあります。以降の勧誘や訪問につながるケースもあるため、注意が必要です。
🔚 まとめ
0800-777-0319からの自動音声ガイダンス電話は、「電力安心サポート」と名乗りながら住宅情報や属性情報を聞き出す、非常に疑わしい内容です。特定商取引法違反の疑いもあり、出ない・押さない・話さない・相談することが重要です。
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