2025年7月現在、総務省を名乗る不審な国際電話が全国で確認されています。
この電話は自動音声ガイダンスで「あなたの電話に不審な通話が見つかりました」「2時間以内に機能を使用できなくします」などと不安を煽り、「1を押すように」誘導してきます。
しかし、このような連絡は総務省とは一切関係がなく、詐欺の可能性が高いため、絶対に応じないようにしてください。
📞 実際に報告されている音声の例
「この電話は総務省からの通知です。あなたの電話に不審な通話が見つかりました。なので2時間以内にこの電話の機能を使用できなくします。申し立てがある人は1を押してください。」
🚨 詐欺の特徴
- 国際電話番号(+18・+295・+80 など)から着信
- 日本語の自動音声ガイダンスが流れる
- 総務省や警察などの公的機関やNTTなどの通信会社を名乗る
- 「この電話は停止されます」などと緊急性を演出
- 「1を押してください」と指示し、オペレーターに繋げようとする
🛡️ 被害防止のためにできること
- 見知らぬ国際番号には出ない・折り返さない
- 音声ガイダンスに従ってボタン操作をしない
- 家族・友人・職場などにも注意喚起を
- 受けた内容はメモを取り、警察相談窓口(#9110)へ通報
- スマホであれば、迷惑電話ブロック機能やアプリを活用する
❓よくある質問(FAQ)
Q1. 総務省が本当に自動音声で連絡してくることはありますか?
A. ありません。総務省や他の公的機関が、自動音声で「あなたの電話を2時間以内に停止する」などと通知することは絶対にありません。メール・電話・SMSでもそのような緊急連絡は通常ありません。
Q2.「1」を押してしまいました。どうすればいいですか?
A. 冷静に対処してください。押しただけでは被害に直結しないケースもありますが、その後に出た相手に個人情報や口座情報を伝えてしまった場合は、すぐに警察(#9110)や金融機関、消費生活センターなどへ相談しましょう。
Q3. この電話番号をブロックする方法は?
A. スマートフォンの設定や、迷惑電話対策アプリで可能です。
例:
- Android → 電話アプリで「着信履歴」から番号を長押し → 「ブロック」
- iPhone → 「設定」>「電話」>「着信拒否設定と着信ID」から追加
- 迷惑電話対策アプリの例:Whoscall、電話帳ナビ、Truecallerなど
Q4. 親が高齢で騙されそう…どう注意喚起すれば?
A. 「押したら詐欺!」「公的機関は電話を止めない!」とシンプルな標語を伝えることが大切です。また、携帯電話会社によっては、国際電話の受信をブロックするサービスもあります。設定してあげるのも有効です。
🔗 関連リンク
関連記事
- 【注意喚起】総務省総合通信管理局を騙る自動音声ガイダンスの詐欺電話が多発。2時間後に回線サービスを停止は嘘(2025年7月)
- 【注意喚起】「表示圏外」の自動音声「2時間後に回線が停止」!総務省・NTTを名乗る詐欺電話が急増中(2025年6月)
- +から始まる国際電話番号に注意!総務省やNTTなどを名乗る詐欺電話の最新手口と対策
📝 まとめ
この手の電話は詐欺グループによる新たな手口で、ボタンを押させて不正につなげることが目的です。
「公的機関を名乗る」「急がせる」「選択を迫る」——これらのキーワードには特に注意しましょう。
絶対に「1」を押さず、家族や知人にも注意を呼びかけてください。
免責事項
本記事は、詐欺被害の未然防止と正確な情報提供を目的としており、特定の企業・団体・行政機関を誹謗中傷する意図は一切ありません。
コメント