2025年5月現在、「総務省総合通信局」や「総務省電波監理審議会」など、政府機関を名乗る自動音声ガイダンスの詐欺電話が急増しています。これらの電話は、海外の番号(国際電話)からかかってくるケースが多く、内容は非常に不安を煽るものとなっています。
📞 詐欺電話の代表的な内容
電話を受けると、自動音声で以下のようなメッセージが流れます:
「1を押してください。こちらは総務省総合通信局です。お客様の通信サービスを2時間以内に停止させていただきます。オペレーターにお繋ぎする場合は、1を押してください」
このように、「通信サービスが使えなくなる」「すぐに操作が必要」といった焦らせる内容で、利用者をオペレーター(詐欺グループ)につなげようとします。
🌍 国際電話番号を使った詐欺に注意!
以下は、実際に詐欺に使われたとみられる電話番号と、それに対応する国番号(どこからの電話か)です。
電話番号 | 国番号 | 推定される発信元 |
---|---|---|
+8869745618 | +886 | 台湾 |
+8867914838 | +886 | 台湾 |
+8817324078 | +881 | 衛星電話(グローバルスターなど) |
+8881213522 | +888 | 割り当てなし(※詐欺の可能性大) |
+8824047289 | +882 | 衛星電話(国際ネットワーク) |
+8872474766 | +887 | 割り当てなし(※不明・詐欺例あり) |
+8814585915 | +881 | 衛星電話(イリジウムなど) |
これらの国番号の中でも、+881, +882, +888, +887 は特に注意が必要です。これは通常の国家ではなく、衛星回線や国際通信サービス用に割り当てられたものです。一般の人がこれらの番号から電話を受けることはほぼありません。また総務省から国際電話で個人に連絡が来ることもありません。
🚨 こんな電話には注意!
以下のような特徴があれば、詐欺の可能性が非常に高いです:
- 自動音声で始まる
- 「〇〇省」「総務省」などの官庁名を名乗る
- 「通信を停止する」「電話が止まる」などと不安をあおる
- 「1を押してください」などの選択肢を迫る
- 海外からの国際電話(+886、+881など)
✅ 絶対に「1」を押さないでください!
オペレーターにつながると、詐欺グループが登場し、個人情報や金銭をだまし取ろうとします。中には、「あなた名義の携帯電話が不正利用されている」などと説明し、ネットバンキングやATMでの操作を要求するケースもあります。
また、警察や総務省が一般市民に電話をかけて金銭や操作を要求することは絶対にありません。
🛡️ 対策方法
- 知らない国際電話には出ない
- 留守番電話や録音機能を使う
- 番号をブロックする
- 不審な電話は家族や警察に相談する
まとめ
2025年5月現在、「総務省」を名乗る詐欺電話が巧妙化・国際化しています。冷静な対応と情報の共有が、被害を防ぐ第一歩です。少しでも不安を感じたら、「一人で判断せず、誰かにすぐ相談」を心がけましょう。
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