2025年5月現在、+80・+88・+295などの国際電話で下3桁が「110番」の番号から、警察官をかたる詐欺電話が急増しています。これらの電話は警察官を名乗るものの、実際には詐欺行為であることがほとんどです。詐欺師は電話の末尾が日本の警察署に多い「110番」であることを巧妙に利用し、信じ込ませて金銭をだまし取ろうとしています。
📞 詐欺電話の特徴:警察を名乗り、身に覚えのない犯罪を告げてくる
これらの詐欺電話では、以下のような不安を煽るセリフがよく使われています:
- 「あなたの口座が犯罪に使われました」
- 「保険証が不正利用されています」
- 「あなたに犯罪の容疑がかかっています」
最近の詐欺グループは、携帯電話の利用者の名前を把握している事案が確認されています。
「〇〇さんの電話でお間違いないでしょうか?」などと言われると信じてしまいそうですが、ご注意ください。
🚨 なぜ「110番」が使われるのか?
日本では110番は警察への緊急通報番号として広く認識されています。そのため、電話番号の末尾に110が付いていると、多くの人が「警察からの連絡だ」と誤解してしまいます。
実際には、警察が国際電話(+88や+295など)を使って直接連絡することは絶対にありません。そのため、こうした電話を受け取った場合は冷静に対応することが重要です。
🌍 +80、+88、+295の国際番号について
これらの国際番号(+80・+88・+295など)は、国際電話の国番号で使用されていない未割り当てのものです。詐欺師たちは、これらの番号を偽装することで、捜査を難しくしたり、相手の警戒心を解こうとしていると考えられます。
国際番号 | 正式な割り当て状況 | 詐欺に使われやすい理由 |
---|---|---|
+80 | 未割り当て | 存在しない番号で、詐欺目的に最適 |
+88 | 一部未割り当て(国際通信) | 一般には認識されておらず、警戒心が薄い |
+295 | 未割り当て | 実際に使用されていない番号で、悪用されやすい |
これらの番号が使われている場合、詐欺の可能性が高いです。
🚫 もしこのような電話を受けた場合はどうすれば良いか?
1. 着信があっても、出ない・折り返さない
下3桁に110番を含む着信は、電話に出たくなるかもしれませんが、国際電話(+)の場合はほぼ詐欺です。出ないようにしましょう。また折り返し電話も厳禁です。
2. すぐに電話を切る
電話を受け取った時点で、すぐに切ってしまうことが最も安全です。
3. 警察や公的機関に報告
もし心配であれば、最寄りの警察署に連絡して確認してください。また、詐欺被害があった場合は、すぐに警察に通報しましょう。
🛡️ 警察をかたる詐欺から身を守るために
- 知らない番号からの電話には慎重に対応することが大切です。
- 国際電話番号からの警察や公的機関からの電話には基本的に応じないようにしましょう。
- 公式な連絡は必ず書面で行われるので、電話だけで重要な情報を求められた場合は、詐欺の可能性が高いです。
冷静に行動し、詐欺から身を守ることが大切です。
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