【注意喚起】Appleサポートを装う「アカウント制限」詐欺メールにご注意ください!
最近、「Appleサポート」からのメールを装ったフィッシング詐欺が多発しています。
今回届いたメールもその一つで、「iCloudの保護」や「アカウント制限」などと書かれていますが、これはAppleとは無関係の詐欺メールです。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、実際のメールの特徴や詐欺の手口、対処法について解説します。
■ 詐欺メールの概要(実例)
- 差出人名:Apple サポート(※Apple公式を装っています)
- 送信元アドレス:
Apple.harub〇n.jp@kcyx.c〇m
(Apple公式とは関係なし) - 件名:セキュリティ手続きのご案内
- リンク先(抜粋):
https://ggwdd3d114-pages-dev.translate.g〇〇g/supp〇rt.apple.c〇m.html...
(Apple公式を偽装した偽リンク)
▼ メール本文
🍎
ご案内いたします。2025年5月1日にアカウントにおいて異常な活動が確認されました。現在、ご利用の安全を確保するため、一時的に制限を設けております。
iCloudでのデータ保護を継続いただくため、3日以内にご登録情報をご確認ください。情報は弊社セキュリティー基準に基づき厳重に保護されています。
アカウントを保護
確認完了後、すぐにサービスをスムーズにご利用いただけます。ご確認がない場合、ご利用が制限される可能性があります。
■ なぜこのメールは詐欺なのか?
① 送信元がApple公式ではない
Appleからの公式メールは通常「@apple.com
」ドメインから届きます。
今回のメールは @kcyx.c〇m
という無関係なドメインから送信されています。
② リンク先が偽装されたドメイン
メール内リンクはapple.com
を含んでいますが、実際には
「translate.g〇〇g
」や「pages-dev
」などを使ってApple公式を装っているだけの偽サイトです。
③ 利用者を焦らせる文言
「異常な活動」「一時的に制限」「3日以内に確認」など、不安を煽ってリンクをクリックさせるのは典型的な手口です。
■ 詐欺サイトにアクセスするとどうなる?
このようなリンクをクリックすると、Apple公式にそっくりな偽のログインページが表示され、次のような情報を入力させられる可能性があります:
- Apple IDとパスワード
- クレジットカード情報
- 住所や電話番号などの個人情報
入力した情報はすべて詐欺グループに渡り、不正利用や金銭被害につながる可能性があります。
■ 初心者向け:こうしたメールの見分け方
見分けポイント | 詳細 |
---|---|
差出人のドメインを確認 | 正式なAppleドメインは「@apple.com」 |
日本語の違和感に注目 | 自動翻訳風の日本語や句読点ミス |
本文の焦らせる文言に注意 | 「制限」「即時対応」「確認期限」などは警戒 |
リンク先をマウスオーバーで確認 | 表示されるURLに「apple.com」以外が含まれていないか |
■ 万が一クリックしてしまった場合の対処法
- ログイン情報やカード情報を入力してしまったら、すぐに以下を実行してください:
- Apple IDのパスワードを変更
- 二段階認証を有効化
- クレジットカード会社へ連絡してカード停止・再発行
- Apple公式に通報
Appleのフィッシング報告ページへ連絡しましょう。 - 情報漏えいの可能性がある場合は警察へ相談も視野に。
■ まとめ
今回紹介したAppleサポートを装う迷惑メールは、巧妙に偽装されたフィッシング詐欺です。
不審なメールは開かず・クリックせず・無視することが最も安全です。
Apple公式からのメールは、必ず公式ドメインとURLを確認し、疑わしい場合は公式サイトやカスタマーサポートから直接確認しましょう。
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