最近増加中の詐欺電話とは?
近頃、「入国管理局です」と名乗る自動音声の詐欺電話が、日本国内で急増しています。これらの電話は、日本語だけでなく中国語にも対応しており、日本に住む中国・台湾人やその家族もターゲットにしていると考えられます。
このような詐欺電話の特徴は、電話番号の先頭に「+29(294、295、296など)」という番号が付いている点です。ただ、実際には詐欺グループが発信元を偽装している可能性があります。
これは明らかに詐欺目的の電話で、個人情報や金銭をだまし取ろうとする手口です。
詐欺電話の内容(自動音声)
- メッセージ①
「こんにちは。入国管理局です。この局に重要なお知らせがあります。普段お使いの言語が日本語の方は1、中国語の方は2を押してください。オペレーターが対応します。」 - メッセージ②
「入国管理局です。まだ収集されていない書類があります。」 - メッセージ③(中国語版の日本語訳)
「入国管理局から、何度か届出があり、まだ回収されていない書類があると連絡がありますので、お早めにご連絡ください。」
この詐欺電話のポイント
- 国際電話のように見せかけた「+295」の番号から発信。
- 入国管理局を名乗ることで信頼させる。
- 自動音声で日本語と中国語に対応しており、中国や台湾籍の方もターゲットに。
- 「書類が未回収」「重要なお知らせ」といった不安を煽る内容。
被害を防ぐために知っておきたいこと
- 本物の入国管理局や法務省が、国際電話の自動音声で連絡してくることはありません。
- 心当たりがない国際電話には出ないようにしましょう。
- 音声ガイダンスに従って番号を押すと、詐欺グループに繋がる可能性があります。
- 万が一電話に出てしまった場合も、情報を伝えずすぐに切りましょう。
- 不審な着信番号はブロックし、迷惑電話として通報しましょう。
詐欺電話を受けたらどうする?
- 電話に出ない、またはすぐ切る。
- 110番や警察の相談窓口(#9110)に通報。
- 高齢のご家族にも注意喚起を。
- 電話番号をキャリアやスマホアプリでブロック。
最後に:だまされないために、まず疑うことから
詐欺は日々手口が巧妙化しています。「官公庁からの連絡」「緊急の知らせ」と言われても、まずは冷静に。国際電話や自動音声の案内には特に注意してください。
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