◆ はじめに
最近、「Apple サポート」から「カード情報の確認が必要です」というメールを受け取った方はいませんか?
一見、本物のAppleから届いたように見えるこのメールですが、実はフィッシング詐欺の可能性が非常に高い危険な内容です。
この記事では、実際に届いたメールの例を元に、詐欺の特徴と見分け方、安全な対処法を詳しく解説します。
◆ 届いた詐欺メールの内容
件名:
カード情報の確認が必要です
差出人:
Apple サポート(Apple.a-y-m.2〇〇〇-u@ajiv.c〇〇)
本文:
ご案内いたします。2025年4月27日に登録カードの異常な使用が検知されました。現在、カードの安全を確保するため、ご利用が一時的に制限されています。
Apple Payでの決済を継続いただくため、2日以内にカード情報をご登録ください。情報は弊社セキュリティー基準に基づき厳重に保護されています。
↑リンク先URL(https://b37a8〇〇〇.sink2.pages.dev/s824sw?id=〇〇〇f8b)
確認完了後、すぐにサービスをスムーズに再開いただけます。ご確認がない場合、ご利用が制限される可能性があります。
🍎
今後ともよろしくお願いいたします。
Apple
◆ このメールが詐欺である理由【4つの見分けポイント】
1. 送信元メールアドレスがApple公式でない
Appleからの正規メールは「@apple.com」ドメインから送られます。
今回のアドレス「@ajiv.c〇〇」はAppleとは無関係の偽ドメインです。
2. リンク先URLがAppleと無関係
リンク先が「.pages.dev」など、Appleの公式サイト(https://apple.com)ではない場合は要注意です。
これは第三者が誰でも無料で作れるサイトで、詐欺に悪用されやすいです。
3. 緊急性をあおる文面は詐欺の常套手段
「2日以内に登録しないと停止」など、利用者に焦りを与えることで情報を入力させようとします。
4. 汎用的な文章・個人名の記載なし
本物のAppleメールはあなたのフルネームが記載されていることが多く、文面ももっと具体的です。
◆ 詐欺メールへの正しい対処法
- リンクを絶対にクリックしない
- メールはすぐに削除
- Apple ID公式サイトから状態を確認
- 不安な場合はAppleサポートへ問い合わせ
◆ もしクリックや情報入力してしまったら?
万が一リンクをクリックし、カード番号やApple IDなどを入力してしまった場合は、すぐに以下の対応をしてください:
- クレジットカード会社に連絡してカードを停止
- Apple IDのパスワードを変更
- 二段階認証を有効にする
◆ まとめ:Appleを名乗る詐欺メールは巧妙化しています
最近のフィッシング詐欺は非常に巧妙で、デザインや日本語も自然です。しかし、メールアドレスやリンク先のURLを確認すれば、偽物かどうかを見抜ける場合がほとんどです。
Appleや他のサービスを名乗る怪しいメールを受け取ったら、まずは落ち着いて、慌てて情報を入力しないように注意しましょう。
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