※本記事は公開時点の情報をもとにした一般的な注意喚起です。最新情報は警察・消費生活センターなどの公的機関の公式発表をご確認ください。※本記事は、なりすまし詐欺の防止を目的としたものであり、特定の人物・団体を非難するものではありません。
はじめに
「090-2683-8812(09026838812)」という携帯番号から、大阪府警生活安全課・京都府警捜査2課・神奈川県警などを名乗る電話が報告されています。
発信者はまるで警察関係者のようにふるまい、こちらの名前を把握した上で電話をかけてくる点が特徴です。
しかし、これらの電話は警察を装った特殊詐欺(ニセ警察官詐欺)である可能性が極めて高く、実際の警察活動とは一切関係ありません。
参考:Youtube「兵庫県警察公式チャンネル」
ニセ警察詐欺に注意!【生活安全企画課】
実際の報告内容
電話番号検索サイトやSNS上では、次のような体験談が複数寄せられています。
「神奈川県警です。○○さんですね?」と実名を言われ、驚いた。
「お時間ありますか?」と聞かれ、「今は無いです」と答えると、相手が激怒して電話を切った。
「何ですか?と繰り返しきくと、何だよてめぇと怒り出した」
これらの通話内容は、全国で確認されている警察官なりすまし詐欺のパターンと一致しています。
特に「相手が名前を知っている」「都合が悪くなると怒鳴る」「警察を名乗る携帯番号」などの要素がそろった場合は、詐欺グループによるものと考えられます。
手口の特徴
この番号に関する報告から見えてくる手口は、次のようなものです。
- 警察官を名乗って信用させる
→ 「大阪府警」「神奈川県警」「京都府警」など、信頼度の高い組織名を使う。 - 個人情報を把握したうえで連絡
→ 「〇〇さんですね」「住所は〇〇で間違いないですか?」などと話しかけ、信ぴょう性を出し安心感を与える。 - 感情的な態度で威圧する
→ 質問に答えないと突然怒鳴る・一方的に通話を切るなど、被害者を動揺させる。 - 別の担当者や部署を装って再度電話する
→ 同じグループ内で複数の役を演じ、ストーリーを構築するケースも確認されています。
実際の警察は携帯番号で連絡しません
警察が捜査や事情聴取の連絡をする際は、必ず公式の固定電話番号(局番が警察署所在地の番号)から行われます。
携帯番号(080・090など)から突然「警察です」と名乗ることは、事故現場からの緊急時を除きあり得ません。
また、実際の警察官が電話で怒鳴る・威圧する行為も絶対にありません。
このような電話は100%詐欺または悪質ななりすましと考えてください。
安全な対応方法
もし「090-2683-8812」などからの電話を受けた場合は、次のように行動してください。
- 警察名を名乗られても信用しない
- 感情的・威圧的な話し方をされたら即座に通話を終了する
- 個人情報・住所・口座番号などは一切答えない
- 後から自分で警察署の代表番号に確認する
- 不審な電話番号はブロック・通報を
警察相談専用ダイヤル「#9110」や、消費者ホットライン「188」でも相談可能です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 相手が私の名前を知っていました。個人情報が漏れているのですか?
A. どこかで入手した名簿や流出した個人情報を使っている可能性があります。個人情報を知っていても本物とは限りません。注意しましょう。
Q2. 電話で怒鳴られました。どうすれば?
A. 感情的に威圧してくるのは詐欺の常套手段です。恐怖心を与え、冷静さを失わせる目的があります。すぐに通話を切り、#9110へ相談を。
Q3. 本物の警察からの電話を見分ける方法は?
A. 公式番号(都道府県警察の代表番号)はすべて公開されています。携帯番号からの通話や、LINE・SNSを使った連絡はあり得ません。
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参照・出典
- JPnumber|090-2683-8812
- 電話帳ナビ|09026838812
- 政府広報オンライン|ニセ警察詐欺(令和7年(2025年)7月掲載)
- 大阪府警察|警察官をかたる詐欺にご注意!
- 神奈川県警察|ニセ警察詐欺急増中!

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