最近、「+880」から始まる国際電話番号からの着信が相次いでいます。
電話に出ると、自動音声ガイダンスで「こちらはNTTドコモです」などと告げられる事例が多く報告されています。
これは国際電話を利用した詐欺電話であり、番号を偽装する「スプーフィング」の手口が使われている可能性が高いです。本記事では、この不審な電話の特徴や危険性、そして対策方法をわかりやすく解説します。
+880の国番号はどこの国?
「+880」はバングラデシュの国番号です。
しかし、日本国内で一般利用者が突然バングラデシュから電話を受けるケースはほとんど考えられません。
今回のように「NTTドコモを名乗る」など日本向けの音声案内が流れる時点で、正規の通信会社からの連絡ではないことが明らかです。
実際に報告されている音声ガイダンスの例
ユーザーから報告されている自動音声の一例は次の通りです。
- 「こちらはNTTドコモです。お客様の携帯電話は本日で利用停止されます。詳しくは1を押してください」
このように、不安を煽って操作を促すのが典型的な詐欺電話の手口です。
スプーフィングとは?
今回の電話で疑われるのが「スプーフィング(発信者番号偽装)」です。
これは、実際の発信元とは異なる番号を表示させる手口で、国際詐欺電話でよく使われています。
そのため、「+880」の番号が表示されていても、実際には全く別の場所から発信されている可能性があります。
危険な理由と押してはいけない番号
自動音声で「1を押してください」などと指示されても、絶対に操作してはいけません。
なぜなら、
- 詐欺グループのオペレーターにつながる
- 個人情報や金融情報を聞き出される
- 高額な通話料が発生する可能性がある
といったリスクがあるためです。
対策方法
- 知らない番号からの国際電話には出ない
- 自動音声に従って番号を押さない
- 不審な電話は着信拒否設定をする
- 不安な場合はNTTドコモなど公式サポートへ確認する
まとめ
- 「+880」はバングラデシュの国番号
- 実際には「スプーフィング」で番号が偽装されている可能性が高い
- 「こちらはNTTドコモです」「本日で利用停止となります」などの音声は詐欺
- 不審な国際電話には出ず、必ず無視・着信拒否することが大切
FAQ(よくある質問)
Q. +880からの電話は本当にバングラデシュからですか?
A. 表示上はバングラデシュの番号ですが、スプーフィングにより別の場所から発信されている可能性が高いです。
Q. 「1」を押してしまいました。どうすればいいですか?
A. 個人情報を伝えていない場合は被害の可能性は低いですが、念のため通信会社に相談し、着信拒否設定を行うことをおすすめします。
Q. 本当にドコモからの連絡か確認したいのですが?
A. 必ずNTTドコモの公式サポートページまたは正規の問い合わせ窓口から確認してください。電話機(スマホ)に表示された番号に折り返すのは危険です。
免責事項
本記事は、ユーザーから寄せられた情報や公開情報をもとに作成した一般的な注意喚起です。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。実際に被害を受けた場合は、必ず警察・消費生活センター・通信事業者へご相談ください。
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