最近、「+96」や「+969」で始まる電話番号からの不審な着信が報告されています。
この番号は現在正式には割り当てられていない国番号ですが、詐欺グループによる番号偽装(スプーフィング)に悪用される事例が見られます。SNSや電話番号検索サイトでも不安の声が広がっています。
本記事では、「+96」「+969」の正体や危険性、実際に着信があった場合のリスク、そして安全に対処するための方法を解説します。
✅ +96・+969から始まる番号の正体とは?
- +96 は国際電気通信連合(ITU)の国番号体系上、現在は未使用のコードです。
- +969 は過去に「南イエメン(People’s Democratic Republic of Yemen)」が使用していましたが、統一後は使用されていません。
現在、これらの番号は正規の国や通信事業者には割り当てられていないため、もし着信があれば不正利用の可能性が高いと考えられます。
🚨 出るとどうなる?リスクは?
① 詐欺や架空請求の可能性
未使用の国番号を使う着信は、多くが番号偽装による詐欺の入り口です。
内容としては以下のような例が報告されています。
- 「総務省」「警察」を名乗る自動音声
- 「通信契約の停止」や「法的手続き開始」を告げる
- 不安を煽り、オペレーターや特定の連絡先に誘導する
② 高額な通話料リスク
着信に出るだけでは請求されないケースが多いですが、折り返し電話をすると高額な国際通話料金を請求される可能性があります。
❗ 危険な番号の特徴
- +96 または +969 で始まる見知らぬ番号
- 日本国内の番号のように見せかける末尾(例:0110、110など)を持つ
- 自動音声で「法的手続き」「通信停止」などと告げる
🛡️ 安全な対処法と予防策
■ 1. 出ない・折り返さない
不審な国際電話は出ないのが基本です。出てしまっても即切断してください。
■ 2. 着信拒否・ブロック
スマホや通話アプリで「+96」「+969」を含む番号を拒否設定しましょう。
■ 3. 電話番号検索サイトで確認
JPnumberや電話帳ナビなどで検索し、情報を確認します。
■ 4. 高齢者への注意喚起
高齢者は詐欺被害に遭いやすいため、家族間で情報共有を。
🔍 詐欺が疑われる番号例(+96/+969)
- +96907075243
※いずれも実際の利用国はなく、番号偽装の可能性があります。
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
危険な番号 | +96、+969から始まる未使用の国番号 |
リスク | 詐欺、架空請求、高額通話料 |
対策 | 出ない・折り返さない・着信拒否・番号検索 |
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. +96や+969からの着信は無視して大丈夫?
はい。正規機関がこの番号から連絡してくることはありません。
Q2. 出てしまった場合はどうすれば?
会話せず切断すれば請求は通常発生しません。折り返しは絶対にしないでください。
Q3. なぜ未使用番号から着信があるの?
スプーフィング(発信者番号の偽装)で架空の国番号を作り出しているためです。
📌 免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の番号や発信者を詐欺と断定するものではありません。被害が疑われる場合は消費生活センター(188)や警察へご相談ください。
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