※本記事で紹介する内容は、実際に回線停止や通信サービスの強制解約などが行われるものではありません。不安を煽る電話は詐欺の可能性が高いため、冷静に対応してください。
2026年1月現在、「+1833」から始まる国際電話番号を使い、
「NTT総合通信管理局」を名乗る不審な自動音声ガイダンスの電話が多数確認されています。
着信画面には、
+1833XXXXXXXX+1 (833) XXX-XXXX
といった形式で表示されることが多く、
「2時間後に回線停止」「最終通知」といった強い言葉で不安を煽り、
ボタン操作を促すのが典型的な手口です。
この記事では、
- 実際に確認されている音声内容
- なぜ「+1833」が使われるのか
- 表示番号を信用してはいけない理由
- 被害を防ぐための具体的な対策
を分かりやすく解説します。
1. 実際に確認されている自動音声の内容
近年はAI音声合成技術の進化により、
非常に自然で威圧感のある日本語音声が使われるケースが増えています。
音声ガイダンスの例(確認事例)
「詳細を確認するには『1』を押してください。
こんにちは。NTT総合通信管理局からの最終通知です。
そちらの電話番号に異常が見られるため、2時間後に回線サービスを停止いたします。
詳細を確認するには『1』を押してください。」
このように、
- 公的・公式機関を連想させる名称
- 短時間の猶予
- 即時の操作要求
を組み合わせるのが特徴です。
2. 「+1833」の正体とは?
着信画面に表示される「+1833」には、詐欺グループが好んで使う理由があります。
国番号「+1」は北米番号計画
「+1」は、北米番号計画(NANP)の国番号です。
- アメリカ
- カナダ
- グアム
- プエルトリコ など
複数の国と地域で共通して使われており、
日本から見ればすべて国際電話に該当します。
833は「北米のフリーダイヤル」
「833」は地域を示す市外局番(エリアコード)ではなく、
北米におけるフリーダイヤル(着信課金番号)の専用番号です。
833番号の主な特徴
- 発信地域が特定できない
- 企業の正規窓口を装いやすい
- ネット経由で比較的取得しやすい
このため、海外の詐欺グループに悪用される傾向があるとされます。
3. 日本の公的機関やNTTが「+1833」を使うことは?
結論として、
日本の公的機関やNTTグループが、日本国内の利用者に対して
海外のフリーダイヤル(+1833)から突然電話をかけるケースは、通常確認されていません。
業務上も、
- 国内番号(0120、03など)で十分対応可能
- 国際フリーダイヤルはコスト・誤解のリスクが高い
- 重要な手続きは書面や公式窓口を通す
といった理由から、想定されにくい運用です。
正規連絡との違い(比較)
| 項目 | 不審な電話(+1833) | 正規の連絡 |
|---|---|---|
| 発信番号 | 国際電話(+1833) | 国内番号(0120、03など) |
| 連絡手段 | 突然の自動音声 | 書面・公式窓口 |
| 猶予 | 数時間など極端に短い | 十分な期間あり |
| 内容 | 回線停止などの脅し | 具体的で確認可能 |
4. 「NTT総合通信管理局」という名称について
「NTT総合通信管理局」という名称について、
そのような正式名称の公的機関・公式組織は確認されていません。
- 「NTT」は民間企業
- 「総合通信局」は総務省の地方機関
という、異なる性質の組織名を組み合わせた呼称であり、
公式な機関名として使われている事実は確認されていません。
5. 番号偽装(スプーフィング)にも注意
近年では、発信者番号偽装(スプーフィング)が多用されています。
- 表示されている番号が本物の発信者番号とは限らない
- 実際の発信元は別の国・地域というケースもある
- 正規企業の番号が偽装表示されることもある
「表示された番号だけで相手を信用するのは危険」な状況です。
6. 被害を防ぐための対策
知らない国際電話には出ない
+1 などから始まる見覚えのない番号は、基本的に無視しましょう。
ボタン操作はしない
音声案内で「1」を押すと、
詐欺グループのオペレーターにつながる可能性があります。
折り返し電話をしない
通話料が発生するだけでなく、不審な相手に繋がるリスクがあります。
また、「応答した番号」としてリスト化される恐れがあります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「NTT総合通信管理局」という組織は存在しますか?
A. そのような正式名称の公的機関・公式組織は確認されていません。
Q2. 電話に出てしまった場合は?
A. すぐに切ってください。操作や個人情報提供をしていなければ、実害に直結する可能性は低いとされています。
Q3. なぜ自分の番号にかかってきたのですか?
A. 多くの場合、番号をランダムに生成して一斉発信しているためです。個人情報が漏れたとは限りません。
Q4. 心配です。どこに相談したら良いですか?
A. 消費者ホットライン(188)、警察相談ダイヤル(#9110)、NTTの相談窓口などに相談しましょう。
まとめ
- +1833は北米のフリーダイヤル
- 日本の公的機関やNTTが国内向けに使うケースは通常確認されていない
- 「回線停止」「最終通知」は不安を煽るための常套句
- 出ない・押さない・かけ直さないが最善策
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参照・出典
- NTT東日本|NTTやNTT東日本などを名乗る特殊詐欺(自動音声電話やショートメッセージサービス)や、NTTを騙る電話勧誘にご注意ください。
- 国民生活センター|「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
- テレビ岸和田|不審電話にご注意ください
関連動画
YOUTUBE:岩手県警察公式チャンネル
「2時間後に電話が止まる」などという詐欺電話の音声
免責事項
本記事は、2026年1月現在に確認されている情報をもとに、注意喚起を目的として作成しています。
詐欺の手口は日々変化するため、最新情報は警察や消費者関連機関等の公式発表をご確認ください。
本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。


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