※本記事で紹介する内容は、実際に回線停止や通信サービスの強制解約が行われるものではありません。不安を煽る電話は詐欺の可能性が高いため、慌てず冷静に対応してください。
2026年1月現在、「+1855」から始まる国際電話番号を使い、「NTT総合通信管理局」を名乗る不審な自動音声ガイダンスの電話が複数確認されています。
着信画面には、次のように表示されることがあります。
- +1855XXXXXXXX
- +1 833 XXX XXXX
- +1 (855) XXX-XXXX
音声では、「最終通知」「2時間後に回線停止」「詳細を確認するには1を押してください」といった強い言葉で不安を煽り、ボタン操作を促すのが典型的な手口です。
1. 実際に確認されている自動音声の内容
近年はAI音声合成技術の進化により、機械的な声ではなく、人が話しているような自然な日本語音声が使われるケースが増えています。
音声ガイダンス例(確認事例)
「詳細を確認するには『1』を押してください。こんにちは。NTT総合通信管理局からの最終通知です。そちらの電話回線に異常がみられるため、2時間後に回線サービスを停止いたします。詳細を確認するには『1』を押してください。」
この音声の特徴は、公的機関を連想させる名称・極端に短い猶予時間・即時の操作を求めるという、典型的な不審な電話の構成になっている点です。
2. 「+1855」の正体とは?
国番号「+1」は北米番号計画(NANP)
「+1」は、北米番号計画(NANP)の国番号です。アメリカ、カナダ、グアム、プエルトリコなどが共通で使用しており、日本から見るとすべて「国際電話」に該当します。
855は「北米のフリーダイヤル番号」
「855」は市外局番ではなく、北米地域におけるフリーダイヤル専用番号です。
他にも、以下の番号帯があります。
- 833 / 844 / 855 / 866 / 877 / 888
【重要なアドバイス:連続して狙われる可能性】 詐欺グループは、反応があった番号(出た、あるいは番号を押した)を「生きている番号」としてリスト化している可能性が指摘されています。そのため、一度「+1855」からの着信があった人は、数日後に別の番号帯(+18XXなど)から再度不審な電話がかかってくる可能性が非常に高いです。一度防いだとしても、別の国際番号からの着信には引き続き警戒を緩めないでください。
+1833からも同様の電話が架かってきたとの情報があります。
3. 日本の公的機関やNTTが「+1855」を使うことは?
現在確認されている限り、日本の公的機関やNTTグループが、国内の利用者に対し海外のフリーダイヤル(+1855)を使用して、突然の自動音声電話をかけることはありません。
正規の連絡との違い
| 項目 | 不審な電話(+1855) | 正規の連絡 |
|---|---|---|
| 発信番号 | 国際電話 | 国内番号 |
| 連絡方法 | 突然の自動音声 | 書面・公式窓口 |
| 猶予 | 数時間など極端に短い | 十分な期間 |
| 内容 | 回線停止の脅し | 確認可能な案内 |
4. 「NTT総合通信管理局」という名称について
「NTT総合通信管理局」という正式名称の組織は確認できません。
- 「NTT」:民間企業
- 「総合通信局」:総務省の地方機関 これらを組み合わせた呼称は、公的機関であることを装うための偽称である可能性が高いです。
5. 表示番号を信用してはいけない理由(番号偽装)
近年は、発信者番号偽装(スプーフィング)も多用されています。 表示された番号が「+1855」であっても、実際の発信元は全く別の国であるケースがあります。「表示番号がそれらしく見える(あるいは身近に見える)」だけで信用するのは大変危険です。
6. 被害を防ぐための対策
- 知らない国際電話には出ない +1 から始まる見覚えのない番号は、基本的に無視しましょう。
- ボタン操作をしない 「1」を押すと詐欺グループのオペレーターに繋がり、個人情報を聞き出されます。
- 折り返し電話をしない 高額な国際通話料が発生するほか、不審な相手に「有効な電話番号」だと教えてしまうことになります。
よくある質問(FAQ)
Q1. +1855と内容が同じ電話が、別の番号からも来ました。 A1. それが「ローテーション」の手口です。詐欺グループは複数の番号を持っており、拒否されても番号を変えて何度も電話を架けてきます。
Q2. 電話に出てしまいましたが、大丈夫でしょうか? A2. すぐに切り、個人情報を話したり番号操作をしたりしていなければ、実害に直結する可能性は低いです。
Q3. 不安な場合の相談先は? A3. 消費者ホットライン(188)や警察相談ダイヤル(#9110)へ相談してください。
まとめ
- +1855は北米のフリーダイヤル。
近年では詐欺グループが頻繁に悪用されている番号帯です。 - 番号を変えて何度もかかってくる
ローテーションの可能性があるため、継続的な警戒が必要です。 - 「2時間後に回線停止」は嘘の可能性が高い。
出ない・押さない・かけ直さないを徹底してください。
あわせて読みたい
- 【注意】日本郵便を装う詐欺メール「お荷物に関する重要なお知らせ」に騙されないで!巧妙な手口を徹底解説【2026年1月】
- 【詐欺注意】「全国信用金庫ポイント7,630P加算完了」メールに要注意|ポイント受取を装ったフィッシングの手口
参照・出典
- NTT西日本|NTT西日本を名乗る詐欺に関する注意喚起
- 国民生活センター|「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
- 南風原町|【注意喚起】「2時間後に電話が使えなくなる」総務省などを名乗る不審な電話にご注意ください!!
関連動画
岩手県警察公式チャンネル:「2時間後に電話が止まる」などという詐欺電話の音声
免責事項
本記事は、2026年1月現在に確認されている情報をもとに注意喚起を目的として作成しています。詐欺の手口は日々変化するため、最新情報は警察・消費者関連機関等の公式発表をご確認ください。本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。
メタディスクリプション
【2026年最新】+1855や+1 (855)から始まる「NTT総合通信管理局」を名乗る不審電話に注意。番号帯を変えて何度も狙われる「ローテーション手口」の解説と、被害を防ぐための撃退法を詳しく紹介します。

コメント