※本記事は、DHLを装ったフィッシング詐欺による被害を防止することを目的とした注意喚起です。
※メール内のリンクはクリックせず、速やかに削除することを推奨します。
■ DHLを名乗る不審な「関税支払い」メールに注意
2026年1月現在、DHL EXPRESSを装い、
「DHLの発送状況です:アクションが必要」
といった件名で、荷物の通関手続きを理由に支払いを求める不審なメールが確認されています。
このメールでは、わずか「$1(1ドル)」という少額の税金を提示し、
「これくらいなら問題ないだろう」と受信者の警戒心を下げたうえで、
リンク先の偽サイトへ誘導し、クレジットカード情報などを入力させる手口が使われています。
内容や送信元の特徴から、フィッシング詐欺である可能性が極めて高いメールと考えられます。
📌 確認されているメールの内容(原文ママ)
From: DHL (mail.jsblbsxv@qzeflec.cn)
件名: DHLの発送状況です: アクションが必要
本文:
お客様へ
保留中の出荷についてお知らせいたします。この貨物には通関手続きが必要です、そして、それに伴う料金が発生する。
$1の税金は、当社のウェブサイトを訪問し、提供された手順に従ってオンラインでお支払いいただけます。
情報を更新
重要なお知らせ:配達の試みが不成功である場合、出荷は送り主に返送されます。
よろしくお願い申し上げます。
DHL EXPRESS チーム
※「情報を更新」のリンク先は、DHL公式とは無関係の外部サイトでした。
🔍 詐欺の可能性が高いと判断できる4つのポイント
1. 日本語の文章が不自然
文中には、
- 不自然な句読点
- 文法が途中で崩れる表現
- 機械翻訳を思わせる言い回し
が見られます。
正規の企業から送信される公式案内としては、
このような日本語表現は通常は考えにくいとされています。
2. 送信元アドレスが「.cn(中国ドメイン)」
実際の送信元は、
mail.jsblbsxv@qzeflec.cn
となっており、
- DHL公式ドメイン(dhl.com)ではない
- ランダムな英数字の文字列
- 中国の一般ドメイン(.cn)
という特徴があります。
DHLが日本国内向けの重要通知を、
このような形式のアドレスから送信することは通常想定されていません。
3. リンク先URLがDHL公式サイトと無関係
誘導先のURLは、
https://whetheritor.mmsma.cn/portal_login_exp/getQuoteTab/
となっており、
DHL公式サイト(https://www.dhl.com/)とは一切関係がありません。
このようなURLは、
カード情報などを入力させる目的で作られたフィッシングサイトである可能性が高いと考えられます。
4. 通関手数料が「(ドル)」という不自然な金額
日本国内向けの配送で、
- 通貨が「ドル表記」
- 金額が「1ドル」という極端な少額
で請求されるケースは一般的ではありません。
「安いから支払ってしまおう」という心理を突く、
フィッシング詐欺でよく使われる手法の一つです。
⚠️ リンク先で情報を入力すると想定されるリスク
偽サイト上でカード情報や個人情報を入力した場合、
以下のような被害につながるおそれがあります。
- クレジットカードの不正利用
- 海外サイトでの高額決済
- 個人情報が第三者に転売される
- 今後、詐欺メールや詐欺電話が増加する
✅ 荷物の状況を安全に確認する方法
実際にDHLの荷物を待っている場合でも、
メール内のリンクは使用しないでください。
確認する際は、以下の方法が安全です。
- ブラウザからDHL公式サイトを直接開き、追跡番号を手入力する
- DHL公式アプリを利用する
追跡番号の記載がないメールや、
荷物を注文した覚えがない場合は、その時点で削除して問題ありません。
📌 まとめ
- 「DHLの発送状況です」という件名のメールでも、詐欺の可能性が高い事例が確認されている
- 中国ドメイン(.cn)や不自然な日本語、少額のドル請求は要注意
- 「1ドルの税金」はカード情報を入力させるための誘導文句
- 荷物確認は、必ず公式サイトやアプリから行う
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参照・出典
- DHLジャパン|不正取引防止
- 政府広報オンライン|消費者トラブルで困ったら「188」へお電話を
- 警察庁|フィッシング対策
- 外務省|【注意喚起】DHLを装ったフィッシング詐欺の発生について
- 国民生活センター|SMSやメールでのフィッシング詐欺に注意
- フィッシング対策協議会|フィッシングとは
🧾 免責事項
本記事は、2026年1月時点で確認されている情報および公開されている事例を基に、
一般的な注意喚起を目的として作成しています。
特定のメール、URL、ドメインが恒久的に詐欺であると断定するものではありません。
詐欺の手口は日々変化するため、最終的な判断は読者ご自身の責任において行ってください。
万が一、被害に遭われた場合は、
速やかにクレジットカード会社や警察相談窓口(#9110)へご相談ください。

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