※本記事で紹介するメールは、SBI証券および北尾吉孝氏とは一切関係のない第三者によって送信された詐欺メールです。また本記事は詐欺手口の解説を目的としたものであり、同氏や同社の投資活動を評価・紹介するものではありません。
2026年1月に入り、SBIホールディングス代表取締役会長兼社長である北尾吉孝氏の名を騙り、LINEへの友だち登録を促す不審なメールが確認されています。
このメールは、著名人の信頼性を悪用して偽の投資グループへ誘導し、最終的に金銭を騙し取る
「SNS型投資詐欺(投資勧誘詐欺)」の入り口と考えられます。
本記事では、実際に確認されているメール全文を掲載し、その巧妙な手口と見落としてはいけない不自然な点を解説します。
実際に確認されているメール内容(全文)
From: 株式会社SBI証券 (info_cocoro-m@sharp.co.jp)
件名: 【SBI公式】北尾吉孝より、資産3倍を実現した特別な投資情報のご案内
メール本文
投資家の皆様へ
私は、SBIホールディングス代表の北尾吉孝です。(と称しています)
昨今の不安定な市場環境の中、確かな情報と戦略こそが資産を守り、増やす鍵であると私は考えています。
そこで今回は、実際に「資産を3倍以上に増やした」と記載されている方々が利用した特別な投資情報を、LINE限定で配信いたします。
■ 実例 (と称しています)
神奈川県・50代男性(運送業)
LINE追加後に紹介された銘柄に50万円を投資 ⇒ わずか2ヶ月で168万円に増加!(と称しています)
大阪府・30代女性(パート)
低リスク運用を希望 ⇒ 推奨株で月利12%を3ヶ月継続中! (と記載されています)
■ お勧めする投資情報
・私が自信を持ってお勧めする「注目の厳選株」
・リスクを抑えつつ安定した利益を狙うための実践的戦略
・最新の市場動向と、今後の投資チャンス
LINEで友だち追加をしていただくことで、私から直接、これらの投資情報をお届けいたします。
■ LINE追加はこちら(無料):
LINEを追加する
※配信枠には限りがございますので、お早めのご登録をお勧めいたします。
※上記の事例は過去の一例であり、成果を保証するものではありません。
SBIホールディングス株式会社
代表取締役社長
北尾吉孝
このメールで注意すべきポイント
1. 送信元メールアドレスが「SBI証券」ではない
info_cocoro-m@sharp.co.jp表示名は「株式会社SBI証券」ですが、実際のメールアドレスは家電メーカーのドメインになっています
(もしくは、ドメイン自体が偽装されている可能性も考えられ、当該企業の関与を示すものではない)。
SBI証券を傘下に持つSBIグループが、他社のドメインを使用して重要な投資案内を送信することは、一般的とは言えません。
2. 公式が「LINE限定」で投資情報を配信することは考えにくい
大手金融機関が、代表者個人の名義で
「LINE限定」の投資情報をメールで勧誘する行為は、コンプライアンス上、厳しく制限されています。
公式の監視が及ばないLINEへ誘導するのは、
詐欺師がターゲットを囲い込み、
サクラによる成功談などで信じ込ませるための典型的な手口です。
3. 利益の煽り方が極端(資産3倍・月利12%など)
「資産3倍」「2ヶ月で168万円に増加」など、
短期間で大きな利益を得られるかのような表現が並んでいます。
投資において、
- 元本
- 利益
を保証、または強く示唆するような勧誘は、
金融商品取引法に抵触する可能性があります。
このような表現は、詐欺的な投資勧誘で非常によく見られる特徴です。
4. リンク先URLが公式ドメインではない
例:
https://www.secsib.com/SBI証券の正しいドメインは
sbisec.co.jp です。
一見それらしく見えますが、
提示されているURLはSBI証券とは関係のない第三者が取得したドメインです。
受信した場合の安全な対応
●「LINEを追加する」をクリックしない
リンクをクリックしただけでも、
- フィッシングサイトへの誘導
- ウイルス感染
- 詐欺対象リストへの登録
といったリスクがあります。
● 公式サイトで注意喚起を確認する
SBI証券の公式サイトでは、
北尾氏や役員を騙る偽SNS・偽広告・偽メールについて、実名入りで注意喚起が行われています。
参考|SBIホールディングス「当社グループを装った詐欺行為等にご注意ください」
● 不要であれば削除・ブロックする
不審なメールは開封せず、削除または受信拒否設定を行いましょう。
まとめ|著名人の名前を悪用した勧誘に注意
- SBI証券や北尾吉孝氏が
LINEで直接「厳選株」を案内することは確認されていません。 - 「資産3倍」「無料LINE相談」は、
詐欺的投資勧誘の入り口である可能性が高い表現です。 - 少しでも違和感を覚えたら、
メール内リンクではなく、公式サイトの窓口へ直接確認してください。
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参照・出典
- SBI証券|SBI証券のEメールアドレス・SMS・ドメイン・SNSアカウントのご案内
- 警察庁|SNS型投資詐欺
- 国民生活センター|SNSをきっかけとして、著名人を名乗る、つながりがあるなどと勧誘される金融商品・サービスの消費者トラブルが急増-いったん振込してしまうと、被害回復が困難です!-
免責事項
本記事は、2026年1月時点で確認されている情報を基にした注意喚起を目的として作成しています。
特定の企業・団体・人物が不正行為を行っていると断定するものではありません。
掲載情報の利用によって生じた損害について、当サイトは責任を負いかねます。
不審なメールを受信した場合は、必ず公式の窓口へ直接お問い合わせください。

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