最近、「NHK 契約・収納局」を名乗る差出人から
「【重要】NHK受信料のお支払い期限のお知らせ」
という件名(タイトル)のメールが届いた、という相談がSNSや掲示板で増えています。
このメールは、NHKを装ったフィッシング詐欺メールであり、
実際のNHKとは一切関係ありません。
読者の皆さまが被害に遭わないよう、特徴や見分け方を詳しく解説します。
■ 実際に報告された詐欺メールの全文
From:NHK 契約・収納局 <mail-sendアットマークyzbliyi.com>
件名:【重要】NHK受信料のお支払い期限のお知らせ
以下は、報告されている詐欺メールの内容です。(一部抜粋)
日本放送協会
受信料のお支払いについて(重要なお知らせ)
放送受信契約者の皆様へ
現在、受信料のお支払いが確認できておりません。
お支払期限 2025年12月10日
対象期間 2025年 8月分~11月分
お支払予定金額 5,560円(4か月分)
お支払期限までにお支払いが確認できない場合、放送法第64条および民法の規定に基づき、
訪問による徴収、法的措置(支払督促・少額訴訟等)を含めた対応を進めることがございます。
お早めにお手続きください。
今すぐお支払い手続きへ
文章だけ見ると非常にそれらしく作られているため、
うっかり信用してしまう人が出ています。
■ どこが怪しい?詐欺メールの特徴
● 1. 送信元アドレスがNHKの公式ドメインではない
mail-sendアットマークyzbliyi.com
→ NHKとは関係のない不審なドメインです。
NHKが利用する公式ドメインは
「@nhk.or.jp」 です。
この時点で詐欺メールと判断できます。
● 2. 不安をあおる「法的措置」などの表現
「支払督促」「少額訴訟」「法的措置を進める」
など、強い文言を入れて受信者の判断力を奪うのは、詐欺メールに典型的な手口です。
● 3. 「今すぐお支払い」を強調し、偽サイトに誘導
リンク先のURLは実際にはNHKではなく、
クレジットカード情報や個人情報を盗み取る偽サイト(フィシング詐欺) に飛ばされます。
絶対にクリックしないでください。
■ 本物のNHKとの違いは?
NHKは、支払い案内を行う場合、次のルートを使用します。
- 公式メールアドレス:@nhk.or.jp
- 郵送の請求書
- NHK公式サイトまたはNHKプラス
- NHKの訪問員(身分証を提示)
不審なメールが届いた場合は、
メール内のリンクは絶対に開かず、NHK公式窓口で確認しましょう。
■ すでにクリックしてしまった場合の対処方法
もし誤ってリンクを開いたり、個人情報を入力してしまった場合は、
次の手順をすぐに行ってください。
● 1. クレジットカード会社へ連絡
不正利用の可能性があるため、
利用停止・再発行 を依頼しましょう。
● 2. パスワードを変更
同じパスワードを複数サイトで使い回している場合は、
すぐに安全なパスワードに変更しましょう。
● 3. 警察・消費者ホットラインへ相談
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188(いやや!)
早めに相談することで、被害拡大を防げます。
■ まとめ:NHKを名乗る不審メールに注意!
NHKをかたる詐欺メールは、
「本物そっくりの文章」や「支払い期限」を使って、不安をあおる手口が増えています。
年末年始・引っ越しシーズンなど、利用者が多い時期を狙って送られることもあり、
つい焦ってしまいがちです。
✔ 対策まとめ
- @nhk.or.jp 以外のメールは NHKを名乗っていても疑う
- メール内のリンクは 絶対にクリックしない
- 不審な場合は 公式サイトで確認
- もし入力してしまったら カード停止 → パスワード変更 → 相談
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参照・出典
- NHK|NHKを名乗る不審なメールやNHKの番組・ニュースを装ったSNS・動画が相次いでいます
- 迷惑メール相談センター|新着情報
✅ 免責事項
【免責事項】
本記事は、「NHK 契約・収納局」を名乗る不審メールに関する一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の団体・個人・企業を非難する意図はありません。記事内で紹介しているメール内容や特徴は、読者からの情報提供や公開された投稿をもとにしたものであり、すべての事例に該当することを保証するものではありません。
本記事を参考にして行われた行動や判断によって生じたいかなる損害・トラブルについても、当サイトは一切の責任を負いかねます。実際に不審なメール・SMS・電話を受け取った場合は、必ず公式窓口や関係機関へ直接お問い合わせください。

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