最近、「ヤマト運輸」または「ヤマトカスタマーセンター」を名乗る自動音声ガイダンスの電話が全国で報告されています。
内容は一見すると正規の荷物案内のように聞こえますが、詐欺や個人情報詐取を目的とした不審電話である可能性が高く、十分な注意が必要です。
📞 不審電話の内容とは?
SNSや電話番号検索サイトなどで報告されている自動音声メッセージの一例は次のとおりです。
「こちらはヤマト運輸です。
お客様がお預けになったお荷物に異常が発生しております。
この電話にて本荷物の確認が可能です。
ご不明な点や確認をご希望の場合は、9番を押してカスタマーセンターまでご連絡ください」
このように「9番を押せ」などボタン操作を促すのが、詐欺電話の典型的な手口です。
実際に押してしまうと、「ヤマト運輸」を名乗る詐欺グループのオペレーター人物につながり、
「荷物に違法物が含まれている」「あなたが関係者として調査対象になっている」などと脅しをかけ、
最終的に個人情報や金銭を要求するケースが報告されています。
⚠️ 詐欺電話の特徴まとめ
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 自動音声での案内 | 「荷物の異常」「確認が必要」などの内容 |
| ボタン操作の誘導 | 「9を押す」「1を押す」などと指示 |
| 国際番号・非通知 | +1855〜などの海外発信番号を使用 |
| 話が急展開する | 「犯罪に関与」「逮捕される」など脅し文句 |
| 個人情報の要求 | 氏名・住所・口座情報などを聞き出す |
ヤマト運輸が自動音声で「9番を押してください」などの操作を求めることはありません。
また、国際電話(+1〜、+7)からの着信は公式連絡ではありません。
✅ 安全な対処法
このような電話がかかってきた場合は、以下の行動を徹底してください。
- 「9」や「1」などの番号を押さずにすぐ切る
- 不審電話番号を着信拒否に登録する
- 絶対に折り返し電話をしない
- 内容をメモまたは録音しておく
- 不安な場合は、ヤマト運輸公式窓口または警察(#9110)・消費者ホットライン(188)に相談する
💬 実際の報告例(SNSより)
- 「ヤマトを名乗る自動音声で“荷物に異常”って言われた。怪しかったので切った」
- 「9番を押したら外国人っぽい人が出て“調査が必要”とか言い出した」
- 「ヤマト使ってないのに電話が来た。完全に詐欺だと思う」
このように、荷物を送っていない人にもかかっているため、ヤマト運輸とは無関係な発信の可能性が高いです。
📌 詐欺が疑われる電話番号例
報告されている番号の一部:
- +1 (855) XXX-XXXX +1855XXXXXXX
- +1 (855) 149-9916 +18551499916
- その他、+1(北米)、+7(ロシア)などから始まる国際電話
いずれも、ヤマト運輸の正規番号(0570や0120など)とは異なるため、注意が必要です。
🧭 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名乗り | ヤマト運輸/ヤマトカスタマーセンター |
| 内容 | 荷物の異常・確認を名目とする自動音声 |
| 種別 | 詐欺・個人情報詐取の可能性 |
| 手口 | 自動音声→ボタン誘導→偽オペレーター接続 |
| 対処法 | 出ない・押さない・折り返さない・公式経由で確認 |
| 相談窓口 | 警察(#9110)/消費者ホットライン(188) |
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参照・出典
- ヤマトホールディングス|ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください
- Facebook|ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール・電話」にご注意ください
- JP POST|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください
- 佐川急便|弊社を名乗る不審な電話について
🛑 免責事項
本記事は、インターネット上の報告および公式発表をもとに作成した一般的な注意喚起を目的としています。
内容の正確性・最新性を保証するものではなく、特定の個人・団体を断定するものではありません。
不審な電話があった場合は、必ずヤマト運輸公式窓口や警察機関へ確認してください。

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