厚労省保険局をかたる不審電話が全国で確認
2025年現在、「厚生労働省保険局(保健局)」を名乗る不審な自動音声ガイダンス電話 が全国的に報告されています。
SNS等投稿された音声ガイダンスの一例は以下のとおりです。
「ご本人確認のため0を押して、オペレーターにお繋ぎください。こちらは厚生労働省保険局。ご本人確認のため0を押して、オペレーターにお繋ぎください」
このように国の機関を装い、
- 「保険局」「保健局」「本人確認」などといった言葉で不安を煽る
- 電話機の番号入力を促す
といった特徴があり、詐欺や個人情報搾取につながる典型的な手口 です。
厚生労働省保険局とは?(実際の役割)
厚生労働省の保険局は、中央省庁である厚労省の内部部局のひとつです。
主に 公的医療保険(共済組合を除く)の制度企画・運営 を担当しています。
2001年の中央省庁再編により、旧厚生省の保険局がそのまま引き継がれ、現在の形となりました。
👉 重要な役割を担っていますが、個人に自動音声で電話をかけて「0を押してください」と指示することは一切ありません。
厚生労働省|職員や機関を装った不審な電話・メールにご注意ください。
不審電話の典型的な手口と特徴
厚生労働省をかたる電話には、次のような共通点があります。
- 自動音声ガイダンスで始まる
- 「保険」「給付」「重要なお知らせ」などの言葉で不安をあおる
- 「0を押してください」などの番号入力を求める
- 入力後、詐欺グループのオペレーターにつながり、個人情報や金銭を要求される可能性がある
👉 実際の厚生労働省や自治体が、このような電話を行うことはありません。
関東信越厚生局|厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメール等にご注意ください
安全に対応するための対策
不審な電話に出てしまった場合は、以下の点を徹底してください。
- 電話に応じない・すぐ切る
→ 少しでも不審に感じたら、最後まで聞かずに切断。 - 個人情報を伝えない
→ 氏名・住所・口座番号・マイナンバーなどを電話で答えてはいけません。 - 公的機関に直接確認する
→ 不安なときは、厚労省公式サイトや自治体の代表窓口に自分で連絡しましょう。 - 警察・消費生活センターに相談
→ 被害に遭った、または遭いそうになった場合はすぐに- 警察相談専用電話「#9110」
- 消費者ホットライン「188」
へ相談してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 厚生労働省保険局から本当に電話がかかってくることはありますか?
A1. 基本的に厚労省が個人に直接電話をかけることはありません。特に 自動音声による案内は行われません。
Q2. 「0を押してください」と言われたら押しても大丈夫?
A2. 押してはいけません。その先で詐欺グループのオペレーターにつながり、個人情報や金銭を要求される恐れがあります。
Q3. 本当に重要なお知らせがある場合はどう通知されますか?
A3. 厚労省や自治体からのお知らせは、原則として 書面(郵送)や公式ウェブサイト を通じて案内されます。
Q4. 不審な電話があったらどこに相談すればいいですか?
A4. 警察相談専用電話「#9110」、または消費生活センター(局番なし188)に連絡してください。
まとめ
- 「厚生労働省保険局(保健局)」を名乗る自動音声電話が全国で報告されている
- 特徴は 「自動音声」「不安を煽る言葉」「番号入力の指示」
- 実際の厚労省はこのような電話をかけてこない
- 不審に思ったら 出ない・切る・相談する が基本
少しでも怪しいと感じたら、即座に電話を切り、必要に応じて警察や消費生活センターに相談してください。
免責事項
本記事は「厚生労働省保険局」を名乗る不審電話に関する注意喚起を目的として作成しています。内容は公開時点の情報をもとにしていますが、すべての事例を網羅するものではありません。最新情報は必ず厚生労働省公式サイトや警察庁、各自治体の発表をご確認ください。
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