はじめに
2025年現在、日本国内で 「+670」で始まり、末尾「0110」で終わる国際電話 の着信が多数報告されています。
このような番号は「警察」や「公的機関」を名乗るケースが多く、実際には 特殊詐欺グループによるスプーフィング(発信番号の偽装) の可能性が高いと考えられます。
特に「0110」は、日本の警察署代表番号を連想させるため、受信者を信用させる目的で悪用されています。
検索でも多くの人が「+670 0110 電話」「警察を名乗る国際電話」と調べているように、こうした手口は注目度が高まっています。
この記事では、+670で始まる末尾0110の電話がどこの国番号なのか、本当に警察からの連絡なのか、そして詐欺電話を見分ける方法と安全な対処法 を詳しく解説します。
+670の国番号とは?
- +6:東南アジア、南太平洋、オセアニア地域
- +67:未使用(割り当てなし)
- +670:東ティモールに正式に割り当てられた国番号
東ティモールから日本に直接電話がかかってくるケースは稀であり、通常の生活の中ではまず考えにくい状況です。
したがって「+670」で始まる不審な着信は、東ティモールとは無関係に 詐欺グループが番号偽装に利用している可能性が高い と言えます。
報告されている電話の特徴
SNSや口コミで共有されている不審な通話例には、以下の特徴が見られます。
- 国際電話(+670など)からの着信
- 警察・総務省・通信事業者などを名乗る
- 「2時間以内に口座が凍結されます」など、不安をあおる台本的な日本語
- 「1を押してください」「ATMで操作してください」といった指示
- 最終的に 口座番号や送金 を要求
👉 公的機関が電話で送金やカード番号を求めることは絶対にありません。
見分けるポイント
次のような特徴があれば、詐欺電話の可能性を疑いましょう。
- 国際番号(+670や+210など)から突然かかってくる
- 「1を押してください」などの操作指示
- 自動音声や外国人訛りのオペレーター
- 末尾に「0110」をつけて信頼感を演出している
不審電話への安全な対処法
- 国際番号など不審な電話には出ない・折り返さない
- 留守電やSMSに返信しない
- 着信履歴や録音を証拠として残す
- 不安な場合は最寄りの警察署や消費者ホットラインに相談する
個人情報を伝えてしまった場合
万が一、口座番号や個人情報を伝えてしまった場合は、速やかに以下の対応をとりましょう。
- 家族や警察に相談する
- 銀行やクレジットカード会社に連絡し、不正利用を防止
- 口座やカードの明細を継続的にチェックする
よくある質問(FAQ)
Q1. +670はどこの国ですか?
A1. 東ティモールに割り当てられている国番号です。ただし、詐欺電話に悪用されるケースが多く、正規の利用とは限りません。
Q2. 日本の警察が国際番号で連絡してくることはありますか?
A2. ほとんどありません。国内の警察署が国際電話を使うケースは極めてまれです。
Q3. なぜ「0110」が使われるのですか?
A3. 日本では「110」が警察の緊急通報番号であり、「0110」も警察代表番号に関連して知られています。信頼させるために悪用されています。
詐欺が疑われる電話番号例
- +670XXXX0110
- +67092240110
まとめ
「+670」で始まり「0110」で終わる国際電話は、警察を装った詐欺に悪用されている可能性が高いです。
被害を防ぐためには:
- 出ない
- 折り返さない
- 証拠を残す
- 公的機関に相談する
冷静な対応が一番の防御になります。
参照ページ
- 大阪府警察|国際電話不取扱受付センターについて
- 警察庁|ニセ警察詐欺に注意!
- 国民生活センター|警察を名乗る電話に注意!-警察がLINEに誘導することはありません-
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免責事項
本記事は2025年9月時点の情報に基づき注意喚起を目的として作成しています。
詐欺の手口は日々進化しており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。
実際に被害が疑われる場合は、必ず警察や公的機関にご相談ください。
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