+1829とは?国番号の基本情報
「+1829」や「+1 (829)」はドミニカ共和国に割り当てられている国番号です。
しかし、近年はこの番号を悪用した国際電話詐欺が多数報告されており、日本国内の利用者に対しても不審な着信が相次いで確認されています。
特に「NTTファイナンス」を名乗る自動音声ガイダンスにより、未払い料金や法的措置を口実に個人情報や金銭をだまし取ろうとする手口が目立ちます。
NTTファイナンスを装った詐欺の手口
詐欺電話では、実在する企業名「NTTファイナンス」を悪用し、信頼させようとします。典型的な音声の例は以下のとおりです。
- 「NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて、未納料金が発生しているため、法的措置へ移行いたします。オペレーターへ繋げる場合は1を押してください」
- 「NTTファイナンスです。未払い料金があるため、回線停止の手続きに入ります。オペレーターにおつなぎしますので“1”を押してください」
このように不安をあおり、利用者を操作して「1を押す」よう誘導します。ボタンを押してしまうと、オペレーターと称する詐欺グループにつながり、個人情報の聞き出しや金銭を要求される危険があります。
被害に遭わないための対策
+1829番号からの着信があった場合は、以下の行動が推奨されます。
- 見慣れない国際電話には出ない・折り返さない
- 自動音声で「未納」「法的措置」といった内容が流れたら即座に切る
- 番号を着信拒否・ブロック設定に追加する
- 不安な場合は、NTTファイナンスの公式窓口や警察・消費者ホットライン(局番なし188)に相談する
NTTファイナンスが自動音声で支払いを催促したり、「1を押せ」と指示することはありません。
まとめ
「+1829」からの着信は、ドミニカ共和国を表す国際電話ですが、実際にはNTTファイナンスを装った詐欺電話の可能性が極めて高いです。
身に覚えのない国際電話は出ないことが最善の防御策です。万一出てしまった場合でも、通話を続けずすぐ切断し、適切な機関に相談しましょう。
免責事項
本記事は「+1829」からの着信やNTTファイナンスを装う詐欺に関する一般的な情報をまとめたものであり、すべての事例に当てはまるとは限りません。
内容の正確性・完全性について保証するものではなく、本記事を参考にしたことによるいかなる損害についても、当サイトは責任を負いかねます。
不審な着信や被害の疑いがある場合は、速やかに最寄りの警察署や消費者ホットライン(局番なし188)などの公的機関へご相談ください。
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