+1829、+1 (829)はどこの国?
スマートフォンに「+1829」から始まる電話番号が表示されると、不安に思う方も多いでしょう。
「+1」はアメリカ・カナダを含む北米地域の国番号を表します。そして「829」はドミニカ共和国に割り当てられている番号(エリアコード)です。つまり、+1829からの着信は「ドミニカ共和国からの国際電話」である可能性があるといえます。
ただし、近年ではこの国番号を悪用した国際電話詐欺が多発しているため、注意が必要です。
国際電話を利用した詐欺の手口
+1829や+1 (829)を含む国際番号を使った不審電話には、以下のような特徴があります。
- 短時間でワン切りして、折り返し電話を誘導する
- 自動音声で「料金未納」や「通信停止」を通知して不安を煽る
- 「総務省」「警察」など行政機関を名乗る
- 折り返すと高額な通話料金や金銭要求に繋がる
特に「NTTからの未納料金案内」を装う自動音声電話が多数報告されており、実在する企業や組織の名前をかたる点が詐欺の典型的な特徴です。
安全対策
心当たりのない+1829からの着信には、以下の対策を取りましょう。
- 知らない番号には出ない
海外からの着信に心当たりがなければ無視して構いません。 - 折り返し電話をしない
不審な国際電話に折り返すと、高額な通話料金が発生する恐れがあります。 - 公的機関を名乗る電話は一旦疑う
NTTや警察が自動音声や国際電話で連絡してくることはありません。 - 番号をブロックする
スマホの着信拒否機能や、迷惑電話対策アプリを活用しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. +1829からの着信に出てしまいました。大丈夫ですか?
A. 出ただけで被害に直結することは少ないですが、個人情報を聞かれた場合は答えないことが大切です。怪しいと思ったらすぐに通話を切ってください。
Q. 「料金未納」と自動音声が流れました。本当ですか?
A. 架空請求の可能性が極めて高いです。NTTなどの通信会社は、未納料金を国際電話の自動音声で通知することはありません。
Q. 繰り返し+1829から着信があります。どうすればいいですか?
A. 番号をブロックするか、携帯キャリアに迷惑電話として通報してください。
まとめ
+1829はドミニカ共和国の国番号に割り当てられていますが、近年は詐欺や架空請求に悪用されるケースが急増しています。
知らない海外番号からの着信には出ない、折り返さない、個人情報を答えないことが最も重要です。
安心して日常を過ごすために、不審な電話には冷静に対応し、必要に応じて警察や消費生活センターに相談しましょう。
免責事項
本記事は「+1829」からの着信に関する一般的な情報をまとめたものであり、すべての事例に当てはまるとは限りません。
内容の正確性・完全性について保証するものではなく、本記事を参考にしたことによるいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。
不審な着信や被害の疑いがある場合は、速やかに最寄りの警察署や消費者ホットライン(局番なし188)などの公的機関へご相談ください。
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