【注意喚起】+1833から始まる国際電話は詐欺の可能性！「携帯電話に異常」「利用停止」を告げる自動音声に注意

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2025.08.29

はじめに

最近、固定電話やスマホに 「+1833」から始まる国際電話 が着信するケースが報告されています。
内容は自動音声ガイダンスで、まるで携帯電話や通信サービスに異常があるかのように装い、利用者を不安にさせて 「番号を押してください」「オペレーターに繋ぎます」 と誘導する手口です。

これは公的機関や携帯キャリアの正規案内ではなく、詐欺やスプーフィング（番号偽装）の可能性が高いため、注意が必要です。

報告されている自動音声の一例をご紹介します。

「オペレーターにお繋ぎいたしますので、1番を押してください。
お客様が現在ご利用中の携帯電話のサービスに異常が発生したため、強制的にご利用が停止になります。
異常確認をしたい場合、オペレーターにお繋ぎいたしますので、1番を押してください」

このように、受信者を不安にさせて 番号入力でオペレーターに転送する仕組みです。

しかし、日本の通信キャリアや公的機関が、国際電話番号「+1833」から自動音声で案内することは絶対にありません。

「+1」はアメリカやカナダなど北米地域に割り当てられた国番号です。

「833」は本来、北米で使われている フリーダイヤル番号（着信課金番号） に相当します。
しかし、日本の警察や企業が「+1833」という国際電話番号の利用は極めて不自然であり、スプーフィング（発信番号偽装） に悪用されている可能性が高いと考えられます。

不審な国際電話に遭遇した場合は、次の行動を徹底してください。

実際に報告されている番号の一例です。

これらの電話も同様に、スプーフィングや特殊詐欺に悪用されていると考えられます。

Q1. +1833からの電話に出てしまいました。大丈夫ですか？
A. 出ただけでは被害につながる可能性は低いですが、番号入力や個人情報を伝えた場合は危険です。必ず携帯キャリアや警察に相談してください。

Q2. +1833という国番号は実在しますか？
A. +1は北米の国番号ですが、「833」はフリーダイヤルの一部であり、国際電話の発信元として利用されるのは不自然です。番号偽装の可能性が極めて高いと考えられます。

Q3. 日本の携帯キャリアが国際電話で通知してくることはありますか？
A. ありません。公式なお知らせは国内番号や公式SMSから行われます。

本記事は、不審な国際電話や特殊詐欺被害を未然に防ぐことを目的に一般的な情報をまとめたものです。内容の正確性や完全性は保証できません。実際の被害や対応については、必ず 通信事業者や警察、消費者ホットライン（188） などの公的機関へご相談ください。