はじめに
最近、「+219」から始まる不審な国際電話の着信が全国的に報告されています。
中には「総務省」を名乗り、「2時間後に通信を停止する」と脅す自動音声ガイダンスの事例も確認されています。
実際の音声例:
「こちらは総務省の総合通信局です。お客様の通信サービスを2時間以内に停止させていただきます。オペレーターにお繋ぎする場合は1を押して下さい」
こうした電話は、スプーフィング(番号偽装)を利用した詐欺の可能性が高く、応答や折り返しは非常に危険です。
+219はどこの国の番号?
「+219」は、アフリカのリビアが予約をしている国番号です。
そのため現在のところ、リビア国内での利用はほとんどされておらず、実質的に使われていない番号とされています。
このため、日本国内にいる一般利用者へ「+219」から正規の国際電話がかかってくる可能性はほぼありません。
悪質な詐欺グループは、あえて利用実績のない番号を使い、発信元を特定されにくくしています。
詐欺電話の特徴
「+219」からの着信には、次のようなパターンが多く報告されています。
- 総務省や通信事業者(NTTなど)を名乗る
- 「数時間以内に通信を停止する」と脅す
- 「1を押して下さい」と操作を指示
- 押すと詐欺グループに転送され、個人情報や金銭を要求される
関連して検索されるキーワード
GoogleやBingで「+219 電話」を検索すると、次のような関連ワードが見られます。
- 219から始まる電話番号
- 219 電話 詐欺
- 219 国番号 リビア
- 219 スプーフィング
- 219 出てしまった
これらは実際の被害や不安を反映した検索ニーズです。
安全な対処法
「+219」から始まる番号に対しては、以下の対応を徹底してください。
- 知らない国際番号には出ない
- 出てしまった場合は、会話を続けずにすぐ切断
- 「1を押す」「折り返す」などの操作は絶対にしない
- 不安がある場合は、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談
詐欺が疑われる電話番号例
- +21953560791
(※実際の番号はスプーフィングのため変動します)
まとめ
- +219はリビアに割り当てられた国番号だが、現在はほとんど利用されていない
- 日本に「+219」から正規の電話がかかる可能性は非常に低い
- 「総務省」「通信停止」を名乗る自動音声は詐欺の可能性大
- 出ない・折り返さない・番号を押さないの三原則で被害を防げる
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参照ページ
- 総務省|総務省職員を名乗る不審電話にご注意ください
- 国民生活センター|「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
- 警察庁|ニセ警察詐欺に注意!
免責事項
本記事は公開時点で入手可能な情報を基に作成しています。
「+219」からの電話が必ずしも詐欺とは限らず、正規の国際電話の可能性もゼロではありません。
最終的な判断や対応は、必ず最新の情報を確認し、必要に応じて関係機関にご相談ください。
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