はじめに
最近、「楽天モバイルセキュリティセンター」を名乗る不審な電話が相次いで報告されています。
電話の発信元は 国際電話番号や携帯番号 で表示され、
- 「あなた名義でiPhoneが不正契約されています」
- 「端末代金が未納になっています」
などと告げて不安をあおる手口です。
詐欺グループは、あなたの氏名や住所を把握しているケースもあり、巧妙に信頼感を演出してきます。
楽天モバイルを装う不審電話の番号例
報告されている不審な電話番号の一部は以下のとおりです。
- +18118030110
- +80802250110
- +80808570110
- +259955921333
これらの番号は 楽天モバイル公式とは一切無関係 です。
折り返し電話をかけたり、通話中に個人情報を伝えたりしないよう注意してください。
スプーフィング(番号偽装)の仕組みとは?
これらの不審電話では、しばしば スプーフィング(Caller ID偽装) という手法が使われています。
スプーフィングとは、発信者が自分の電話番号を偽装し、受信者の端末に「正規の電話番号」であるかのように表示させる手口です。
たとえば、「楽天モバイル」や「公式窓口」に似た番号に偽装して着信させることで、被害者が信じやすくなります。
そのため、番号表示だけで相手の正体を判断するのは危険 です。
実際の詐欺手口
不審電話で確認されている内容には、次のようなパターンがあります。
- 「あなた名義でiPhoneが不正契約されています」と告げる
- 「端末代金が未納になっています」と不安をあおる
- 自動音声ガイダンス
「不正利用の疑いがあります。手続きが必要ですので、ダイヤル●番を押して下さい」などと着信。ダイヤル●番を押すと、楽天モバイルを名乗るオペレーターに繋がり、「携帯電話の未払いがある。この電話を警察に繋げるので被害届を出して欲しい」と、本人確認などと称して、氏名、住所、電話番号、家族構成を聞かれる。
いずれも 個人情報や金銭をだまし取るための典型的な手口 です。
折り返し電話をかけてはいけない理由
不審な着信に折り返してしまうと、以下のリスクがあります。
- 国際電話料金として高額請求される
- 通話中に巧妙に個人情報を聞き出される
- 詐欺グループに「つながる番号」と認識・リスト化され、再び狙われる
したがって、知らない番号には折り返さない ことが最も重要です。
被害に遭わないための対策
- 不審な電話は出ない・折り返さない
- 個人情報を絶対に伝えない(氏名・住所・カード情報など)
- 不安な場合は楽天モバイル公式窓口や警察へ確認する
- 電話番号をメモし、着信拒否・通報機能を活用する
まとめ
- 「楽天モバイルセキュリティセンター」を名乗る電話が急増中
- 国際電話や携帯番号からの着信は詐欺の可能性が高い
- スプーフィング(番号偽装)で公式番号のように見せかける手口がある
- 折り返し電話や個人情報の提供は絶対にしない
- 不安なときは公式窓口や公的機関に確認することが被害防止につながる
FAQ(よくある質問)
Q1. 不審な電話に出てしまっただけで料金はかかりますか?
A. 出るだけでは料金は発生しません。ただし折り返すと高額な国際電話料金が請求される危険があります。
Q2. スプーフィングされた番号かどうかを見分けられますか?
A. 表示だけでは見分けが困難です。内容が不審なら「本物かどうか確認する」姿勢が必要です。
Q3. 被害に遭った可能性がある場合は?
A. 楽天モバイル公式窓口・警察相談窓口(#9110)・消費者ホットライン(188)などにすぐ相談してください。
免責事項
本記事は現時点で確認された情報をもとに作成しています。
詐欺の手口は日々変化しており、ここにない番号・方法が使われる可能性もあります。
最終的な判断・対応は必ず公式窓口や公的機関にご確認ください。
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