概要
最近、「+671」から始まる電話番号による着信で、クレジットカードの不正利用をかたる自動音声ガイダンスの電話が相次いで報告されています。
こうした電話は、個人情報やクレジットカード情報を狙った特殊詐欺の可能性が高いため、注意が必要です。
※本記事は公開時点の報告例に基づく注意喚起です。すべてのケースを網羅するものではありません。最新情報は警察庁や国民生活センターなど公的機関の発表をご確認ください。
自動音声詐欺の手口
1. 自動音声ガイダンスで不安をあおる
電話に出ると、次のような自動音声が繰り返されます。
「現在ご利用中のクレジットカードが、不正利用検知システムに感知したため、クレジットカードのご利用を停止いたします。詳細の確認については、0を押してください」
このように緊急性を装い、受話者にボタン操作をさせようとします。
2. 個人情報の聞き出し
案内に従って番号を押すと、オペレーターにつながる場合があります。
ここで氏名、生年月日、クレジットカード番号、暗証番号などの個人情報を聞き出そうとします。
3. 金銭の詐取
取得した情報を悪用し、不正に金銭を引き出す被害に繋がることがあります。
注意すべきポイント
- 不審な番号には出ない
身に覚えのない国際電話(特に「+〇〇」)からの着信は詐欺の可能性が高いため出ない。 - 自動音声に従わない
案内された番号を押したり、個人情報を入力したりしない。 - 緊急性を装う言葉に注意
「今すぐ対応しないと危険」「法的措置を取る」などの脅迫的表現は詐欺の典型。 - 公式情報を自分で確認
請求や利用状況が気になる場合は、必ず契約先の公式サイトや利用明細で確認。
緊急時の対応
- 電話はすぐ切る
不審な電話は即座に通話を終了。 - 公的機関に相談
- 最寄りの警察署
- 国民生活センター:188
- 通話や証拠を記録
不安な場合は通話内容を録音したり、着信番号をメモする。
詐欺が疑われる電話番号
+6717715109
自動音声詐欺に関するFAQ
Q1. 自動音声でかかってくる電話はすべて詐欺ですか?
A. すべてではありませんが、身に覚えのない「未納料金」「クレジットカード不正利用」を通知する電話は詐欺の可能性が非常に高いです。
Q2. 折り返すとどうなりますか?
A. 高額請求や個人情報の搾取のリスクがあります。折り返さず公式窓口に直接問い合わせてください。
Q3. 電話番号の安全性はどう確認できますか?
A. インターネット検索や口コミサイト、迷惑電話対策アプリを活用。公的機関や公式サイトに掲載されている連絡先と照合しましょう。
まとめ
- 「+671」から始まる自動音声の電話は、クレジットカード不正利用詐欺の可能性があります。
- 案内に従わず、電話はすぐ切ることが最も安全です。
- 個人情報やクレジットカード情報は絶対に伝えないこと。
- 不安な場合は警察署や国民生活センター(188)に相談。
免責事項
本記事は、+671から始まる電話番号やクレジットカードに関する自動音声詐欺の手口について一般的な情報をまとめたものです。記載内容の正確性や最新性には十分注意を払っておりますが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。
実際に不審な電話や被害に遭遇した場合は、必ず 警察(#9110 または 110) や 消費者ホットライン(188)、契約しているクレジットカード会社などの公式窓口に直接ご相談ください。
本記事の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
参照情報
- Whoscall|クレジットカード詐欺電話に注意!最新手法と対策
- JACCS|カード会社・百貨店・銀行協会・警察などを名乗る詐欺
- セコム|自動音声ガイダンスを使った詐欺
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