最近急増中の不審電話に注意
最近、「三菱UFJ銀行債権回収部」を名乗る自動音声ガイダンスの電話が、多くの人のスマホにかかってくるケースが増えています。
音声ガイダンスの例:
「こちらは三菱UFJ銀行債権回収部です。ご利用中のクレジットカードにつきまして、お支払い期限を過ぎておりますため、2時間後にお客様ご名義のクレジットカード機能を停止させていただきます。ご不明な点がございましたら、9を押して、オペレーターにお繋ぎください」
このような内容に不安を感じて番号を押してしまうと、詐欺グループにつながってしまう可能性があります。
本物か偽物かの判断ポイント
こうした電話が本当に銀行からの連絡なのか、それとも詐欺なのか、見分けるためには以下の点に注意してください。
🔍 確認ポイント:
- 銀行から自動音声で「カード停止」などの重要連絡をすることは基本的にありません。
- 銀行が連絡する場合、多くは書面・メール・公式アプリ・登録電話番号からの連絡で行います。
- 非通知や携帯、+の付く番号(国際電話)からの発信であれば、詐欺の可能性が高いです。
- 「9を押してオペレーターへ」などの指示があるものは、詐欺電話の典型的なパターンです。
自動音声で詐欺オペレーターにつながる仕組みとは?
番号を押すことで、詐欺グループのオペレーターに直接つながってしまいます。
詐欺グループが行う誘導の例:
- クレジットカード情報や暗証番号の聞き取り
- 架空の延滞金・債務の請求
- 銀行口座のログイン情報の聞き出し
- スマホに遠隔操作アプリを入れるよう誘導
最初に「三菱UFJ銀行です」などと名乗ることで信用させ、不安を煽ってきます。しかし、実際には詐欺グループのオペレーターが応対しているケースが大半です。
詐欺電話に出てしまった・番号を押してしまった場合の対処法
もし、うっかり電話に出てしまったり、番号を押してしまった場合でも、冷静に行動することが大切です。
対処法チェックリスト:
✅ 個人情報、カードや口座情報は絶対に伝えない
✅ すぐに電話を切る
✅ 不審なアプリをインストールしていないか確認する
✅ 詐欺グループと会話してしまった場合は、速やかに警察や消費生活センターに相談
✅ 心配であれば、カード会社や三菱UFJ銀行の公式窓口に直接確認
よくある質問(FAQ)
Q1. 本当に三菱UFJ銀行から電話がかかってくることはありますか?
A. はい、ありますが、重要な内容を自動音声で伝えることは通常ありません。書面・メール・公式のアプリやウェブサイトでの連絡が一般的です。
Q2. 電話に出て番号を押してしまいました。どうすればいいですか?
A. 個人情報を伝えていなければ、すぐに電話を切り、以降は無視してください。不安な場合は銀行・カード会社や警察、消費生活センターに相談を。
Q3. このような電話を拒否する方法はありますか?
A. スマホでの迷惑電話対策アプリの導入や、キャリアの迷惑電話ブロック機能の活用が効果的です。
Q4. 国際電話(+が付く番号)からかかってきましたが、これは詐欺ですか?
A. 日本の銀行が国際電話を使って連絡することは極めて稀です。+81(日本)以外の国番号からの着信は詐欺の可能性が非常に高いです。
詐欺が疑われる電話番号
+42506841026
まとめ
「三菱UFJ銀行債権回収部」を名乗る自動音声ガイダンスの電話は、詐欺グループによるものである可能性が高いと考えられます。
クレジットカードの停止や延滞請求といった不安を煽る手口に惑わされず、冷静に対応することが大切です。
詐欺被害を防ぐためにも、「怪しい」と思った時点で電話を切る、情報を渡さない、そして一人で判断せず、公式窓口に相談するよう心がけましょう。
免責事項
本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の企業や団体を誹謗中傷する意図は一切ありません。また、詐欺を完全に識別する保証をするものではありません。実際に被害を受けた、または不審な電話を受けた場合は、速やかに最寄りの警察署や消費生活センター、または該当の金融機関の正規窓口にご相談ください。
参照ページ
- MUFG 三菱UFJ銀行|金融犯罪にご注意ください
- 国民生活センター|「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
- 東洋経済オンライン|「自動音声ガイダンス」電話の巧妙すぎる詐欺手口
コメント