「18で始まる見知らぬ電話番号から着信があったけど、これってアメリカから?それとも詐欺なの?」
そんな疑問や不安を感じたことはありませんか?この記事では、18から始まる電話番号の正体や、怪しい着信かどうかの見分け方をわかりやすく解説します。
18から始まる電話番号はアメリカの可能性もある
結論から言うと、「+1」で始まる電話番号はアメリカ(またはカナダ)を示す国際電話番号です。
たとえば、次のような番号は実際にアメリカからの可能性があります。
- +1-818-123-XXXX(カリフォルニア州)
- +1-877-XXX-XXXX(アメリカのフリーダイヤル)
つまり、「+1」から始まり、次に「8」が続く場合(+1 8XXなど)、アメリカ国内の特定地域や、トールフリー(フリーダイヤル)番号である可能性があります。
ただし、問題はここからです。
見分けが難しい「スプーフィング(番号偽装)」に注意
最近では、実在するアメリカの番号に似せた偽装電話(スプーフィング)が増えています。
たとえば:
- +18000、+1811、+1833、+1855、+1877 など
- 実際にはアメリカ外から詐欺グループがかけている
このような場合、番号は本物でも、発信元は偽物という可能性があるため要注意です。
怪しい電話かどうかを見分ける3つのポイント
「本当にアメリカからの電話なのか?それとも詐欺なのか?」を見分けるには、次のポイントをチェックしましょう。
1. 自動音声で不安をあおってくる
「あなたの携帯電話に異常があります」「2時間後に回線が停止します」など、緊急性を強調するメッセージは詐欺の典型です。
2. 「◯を押してください」と誘導される
キー操作をさせる目的は、個人情報取得やオペレーターへ接続させるためです。絶対に押してはいけません。
3. 日本語がおかしい or 不自然な間がある
外国から自動音声を使ってかけている場合、日本語が不自然だったり、機械的な声であることが多いです。
4. 日本の行政機関や企業を名乗る
外国から、日本の警察や総務省などの行政機関や、NTTなどの通信会社を名乗る不審な電話が多数掛かってきています。日本の行政機関や企業が、国際電話で連絡してくることはほぼあり得ません。
実際の報告例:18から始まる番号であった事例
- 「+1800XXXXXXXから“通信停止のお知らせ”という自動音声が届いた」
- 「+1888XXXXXXXにから、自動音声で入国管理局と言ってきた」
- 「+1844XXXXXXXの番号から、NTT(総務省)で2時間後に電話が止まるって言われた」
これらはすべて、スプーフィングや詐欺の可能性が高い事例です。
出てしまった場合や折り返しの通話料は?
「うっかり出てしまった…」という方もご安心ください。
- 着信に出ただけで料金が発生することは基本的にありません
- しかし、こちらから折り返すと高額請求に繋がることがあります
- 不審な番号への折り返しは絶対に避けましょう
不審な電話が続くときの対処法
- 電話番号を着信拒否に設定
- 通話記録を保存し、警察や消費生活センター(188)へ相談
- スマホのセキュリティアプリを導入して、怪しい電話を検知・ブロック
✅ FAQ(よくある質問)
Q1. 「+18」から始まる電話番号は本当にアメリカからの電話ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。たしかに「+1」はアメリカやカナダの国番号ですが、次に続く数字(たとえば「818」「877」など)によってエリアや用途が異なります。また、詐欺目的でアメリカの番号を装っているケース(スプーフィング)もあるため、注意が必要です。
Q2. 「+18」からの着信に出てしまった場合、料金は発生しますか?
A. 通常、着信に出ただけで通話料が発生することはありません。ただし、相手の指示で番号を押す、折り返し電話をするなどの操作を行うと、思わぬ高額請求が発生することがあります。心当たりがない番号は出ずに無視するのが安全です。
Q3. 繰り返し「+18」や不審な国際番号から着信があります。どうすればいいですか?
A. スマートフォンの「着信拒否」機能を使ってブロックしましょう。さらに、不安な場合は通信会社や消費生活センター(188)に相談するのがおすすめです。通話記録や番号をメモしておくと、対処がスムーズになります。
まとめ:18から始まる電話番号=アメリカとは限らない
「+18」や「18から始まる電話番号」は、一見するとアメリカの番号に見えるかもしれません。
しかし、
- 詐欺やスプーフィングで偽装された番号の可能性
- 自動音声で不安を煽るメッセージ
- 折り返しで通話料トラブルになる危険性
といったリスクがあります。
不審な電話には絶対に出ない・折り返さない・相談する——これがもっとも安全な対処法です。
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