電話番号の前に“+”がついてるけど、これって何?
スマホに表示された「+259」などの電話番号。突然の着信に「これはどこの国?」「詐欺かも?」と不安になりますよね。
この“+”記号は「国際電話の発信」を意味するマークです。
たとえば、日本からアメリカに電話をかける場合、「+1(アメリカの国番号)」を使います。
「+」の後に続く数字は国番号を示している
「+」の後に続く数字は、その電話がどの国からかかってきたかを表す国番号
- +81 → 日本
- +1 → アメリカ、カナダ
- +44 → イギリス
つまり「+」記号は、電話番号が“海外からかかってきている”ことを示すサインなのです。
でも、「+259」は実在しない国番号
ここで注意したいのが、+259はどの国にも割り当てられていない番号という点です。
つまり、発信者が意図的に偽装している可能性が高いということ。
こうした手口は「スプーフィング(なりすまし)」と呼ばれ、詐欺や迷惑電話でよく使われています。
最近報告されている+259の詐欺電話とは?
+259からの電話について、次のような事例が確認されています:
- 「総務省からの重要なお知らせです」と名乗る
- 「あなたの回線サービスに異常がある」と告げる
- 「2時間後に通信サービスを停止します」と不安を煽る
- 「オペレーターに繋ぐ場合は9を押してください」などの自動音声
これらはすべて詐欺の予兆電話で、実際に押してしまうと詐欺グループにつながる危険があります。
電話に出てしまった場合の対処法
もしうっかり出てしまった場合は、以下のように対応しましょう。
- すぐに通話を終了する(会話をしない)
- その後、SMSやLINEへの誘導が来ても無視する
- 該当番号を着信拒否・ブロックに設定
- 不安な場合は#9110(警察相談専用電話)などに相談
「+」が付いた番号すべてが危険なわけではないけど…
「+」が付いているからといって、すべてが危険というわけではありません。
たとえば海外の家族や旅行中の友人からの電話にも「+」が付きます。
しかし、心当たりのない番号からの着信や、+259のような不審な番号は無視が基本。
まとめ:「+」付きの電話番号には冷静に対応を
電話番号の前に「+」がある場合は、国際電話であることを示すサインです。
その中でも、+259のような存在しない国番号は詐欺の可能性が非常に高いので、出ない・折り返さないことが重要。
不安を感じたら、一人で抱えず、警察相談窓口や消費者ホットライン(188)に相談しましょう。
コメント