+259で始まる電話番号…これって本当に総務省や入国管理局?
最近、「+259」から始まる国際電話番号による不審な着信が報告されています。
中でも「総務省」や「入国管理局」を名乗る自動音声が流れるパターンが目立ち、詐欺やなりすましの可能性が非常に高いと考えられます。
+259の電話番号はどこの国?
+259という国番号は、実際には存在しません(※2025年7月時点のITU公式リストにも記載なし)。
つまり、+259からの着信は電話番号を偽装した「スプーフィング詐欺」である可能性が極めて高いのです。
総務省や入国管理局を名乗る詐欺の特徴
以下のような電話は、詐欺の典型的な手口です。
- 自動音声で「こちらは総務省です」や「入国管理局からのお知らせです」と名乗る
- 「あなたの電話番号が不正利用されています」などと不安をあおる
- 「通信を止めます」「詳細を聞くには●番を押してください」とガイダンスが続く
- 最終的にオペレーターやLINE、ビデオ通話へ誘導される
これらは高額な振り込みや個人情報の搾取を狙った詐欺です。
+259からの電話が詐欺である理由
- +259は正規の国番号ではない(偽装の可能性)
- 「日本の省庁が国際電話で自動音声連絡をすること」はほぼない
- 架空請求や情報詐取に発展する事例が多数報告されている
もし電話を取ってしまったら?
以下の点を守れば、被害のリスクを減らせます。
- 電話を途中で切ってOK(会話を続ける必要なし)
- 絶対に折り返し電話をしない(高額請求の恐れ)
- SMSや通話記録はスクリーンショットで保存
- 電話番号をブロック設定(スマホの機能やアプリを活用)
信頼できる機関が国際電話をかけてくることはある?
基本的に、日本国内の行政機関が+番号で始まる国際電話で連絡を取ることはありません。
また、自動音声ガイダンスで「〇〇を押してください」などの誘導も行いません。
「本物かも?」と思っても、一度電話を切り、正規の番号に自分からかけ直すのが安全です。
迷惑電話が続く場合の対策
- 着信拒否設定(スマホの機能やキャリアサービスで可能)
- 迷惑電話対策アプリ(例:Whoscall、電話帳ナビなど)
- 総務省の迷惑電話相談窓口に情報提供
- 警察相談専用電話「#9110」に通報
まとめ:+259からの電話は「詐欺を疑う」のが正解
「+259」や「259」で始まる見慣れない番号から、「総務省」や「入国管理局」を名乗る電話が来たら、まずは疑いましょう。
出てしまったとしても、落ち着いて対応すれば被害は防げます。
繰り返される着信には、迷惑電話ブロックや警察への相談も視野に入れましょう。
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