+425からの電話に要注意!
最近、「+425」から始まる電話番号の着信を受けて、心配になったり不審に思った人も多いのではないでしょうか。
一見すると本物の国際電話のようですが、実はこの番号を利用した「スプーフィング詐欺」の可能性があります。
+425とは?どこの国の番号?
結論から言うと、+425は正式な国番号として登録されていません。
国番号「+42」は過去にチェコスロバキアで使用されていましたが、現在は無効です。
つまり、+425のような番号は本来存在せず、正体は「偽装された発信番号」の可能性が高いのです。
スプーフィング詐欺とは?
スプーフィング詐欺とは、発信者番号を偽って相手に電話をかける手口です。
これは技術的に可能で、一見すると信頼できそうな番号や、国際電話を装った番号であっても、実際は詐欺グループが偽装した通話というケースがあります。
特に「+425 総務省」「+425 NTT」「+425 警察」といったキーワードが検索されている背景には、公的機関を名乗る自動音声ガイダンスなどを使った詐欺が存在するためです。
実際に報告されている事例
- 「+425」からの着信で、自動音声が「こちらは総務省の総合通信局です」や「NTTファイナンスです」」と名乗った
- 「あと2時間で通信サービスを停止します」などと不安を煽る内容
- 「詳細を知りたい方は1を押してください」と誘導
このような電話は、実際には詐欺グループへ繋がる可能性があり、非常に危険です。
対処法:電話に出ない・折り返さない
- 不明な国際番号からの着信には出ない
- 誤って出た場合も、指示には従わずすぐに切る
- 折り返し通話をすると、高額な国際通話料金が発生する可能性がある
さらに、iPhoneやAndroidの「迷惑電話対策」設定や、携帯キャリアのフィルター機能、迷惑電話対策アプリなども活用しましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. +425はどこの国の番号ですか?
- A. +425という国番号は正式には存在しません。スプーフィングに利用されている可能性があります。
- Q. +425からの電話は出てしまっても大丈夫?
- A. 出てしまっただけで即被害というわけではありませんが、音声ガイダンスに従ったり、個人情報を伝えるのは非常に危険です。
- Q. 公的機関を名乗る電話は本物の可能性もある?
- A. 日本の企業や行政機関が国際電話(+が付く番号)で連絡してくることはほぼありません。
また総務省や警察が自動音声で個人に連絡してくることはありません。不審な場合は、正規の連絡先を調べて確認しましょう。
免責事項
本記事は、公開情報や事例をもとに一般的な注意喚起を目的として作成されたものです。
特定の番号や発信者を詐欺と断定するものではありません。
被害に遭われた場合や不審に感じた場合は、速やかに警察や消費生活センターにご相談ください。
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