1. はじめに|+1855から警察の電話?それ、詐欺かもしれません
ある日突然、「+1855」から始まる見慣れない番号から着信──。
「警視庁捜査二課の〇〇です。〇〇さんでしょうか? あなた名義の口座がマネーロンダリングに使われています」
そんな言葉を聞けば、誰だって動揺してしまいますよね。
この記事では、実際に報告されている+1855番号を使った「警察・総務省を名乗る詐欺電話」の手口や対処法を紹介します。
2. 【実録】+1855-XXX-0110から警察を名乗る電話が
「+1855-XXX-0110」という番号から着信。電話に出ると詐欺グループのオペレーターがこう言いました:
- 「こちらは警視庁捜査二課の〇〇です。△△さんでしょうか?」
- 「あなた名義の口座で不正な取引が確認されました」
- 「あなたに容疑が掛かっています」
さらに「□□警察署に出頭してください。」と案内。行けないと断るとオンラインでの取り調べなどと称して、LINEのビデオ通話に誘導され、金銭を要求されるケースが報告されています。
最近の電話の傾向として、事前に本名・住所が知られている場合があります。
3. 総務省・NTTを名乗る類似のケースも発生中
+1855からの着信は、警察以外にも以下のような名乗りでかかってくることがあります:
- 「こちらは総務省の総合通信局です」
- 「2時間後に通信サービスを停止します」
- 「ご不明な点がある方は、1を押してください」
いずれも不安を煽り、個人情報を聞き出すことが目的です。
4. こうして個人情報やお金を狙う|詐欺の流れと手口
詐欺の手口は以下のような流れで進行します:
(これはSNSへの投稿などを元にした再構成です)
- 自動音声で不安を煽る(総務省・NTTなどを名乗る)
- 「1を押してください」などで詐欺オペレーターに誘導
- LINEなどのアプリへ誘導、ビデオ通話で警察手帳や逮捕状の画像を見せる
- 「捜査に協力してほしい」と言い、個人情報や口座情報を聞き出す
- 「一時的にお金を預かる」などの名目で送金を促す
本物の警察・行政機関がこのような連絡をしてくることは絶対にありません。
5. 怪しい電話への対応方法と通報先
- 知らない番号には出ない・折り返さない
- 通話中でもおかしいと感じたらすぐ切る
- スマホの着信拒否・迷惑電話ブロックを設定
- 以下の相談先にすぐ連絡:
- 消費者ホットライン:188
- 警察相談専用電話:#9110
- 国際電話拒否:固定電話は「国際電話不取扱受付センター」に登録
6. まとめ|信じ込む前に一呼吸、冷静な対応を
+1855からの着信は、アメリカの正規企業が使うこともありますが、日本語の自動音声で警察や総務省を名乗る電話はほぼ詐欺と考えてください。
番号の末尾が「0110」(警察相談の番号に似せた)なども、信頼させるためのトリックです。
冷静に対応し、少しでも不安があれば信頼できる機関に相談しましょう。
参照リンク
- 国際電話不取扱受付センターについて/大阪府警本部
- みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- NTTやNTT東日本などを名乗る特殊詐欺(自動音声電話やショートメッセージサービス)や、NTTを騙る電話勧誘にご注意ください。
- 「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!
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【免責事項】
本記事は「+1855」からの着信に関する一般的な注意喚起を目的としており、特定の事例に対する判断や助言を行うものではありません。詐欺の手口や番号の発信元は変化するため、最新の情報をご確認のうえ、公的機関にご相談ください。当サイトは一切の責任を負いかねます。
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