2025年7月現在、0800-123-0367(08001230367)というフリーダイヤル番号からの自動音声ガイダンスでアンケート形式の電話が各地で多数確認されています。
この番号は、電話番号検索サイト「JPnumber」によると、2025年4月~6月の間は1日あたり1,000件程度のアクセスがあり、7月に入ってからは毎日2,000件前後に急増していることから、全国的に多くの人が同様の着信を受けていると推察されます。
📞 通話内容の一例
電話帳ナビなど口コミやSNSでの情報によると、以下のような自動音声ガイダンスが流れることが多いようです:
「こちらは電力安心サポートです。電気料金に関するアンケートを実施しています。持ち家の方は1、賃貸の方は2、それ以外の方は3を押してください。」
住宅形態に応じてプッシュ操作を求める形式で、属性情報を収集している可能性が高い構成です。
❗「電力安心サポート」とは?本当に存在するのか?
「電力安心サポート」という名称は、公的機関や大手電力会社の公式な部署名としては確認されていません。
- 法人登記:不明
- 公式ホームページ:なし
- 行政機関の認可:確認できず
このことから、信頼できる団体名を連想させる名称として用いている可能性があり、注意が必要です。
⚠️ 危険性と注意ポイント
危険ポイント | 解説 |
---|---|
実体不明の団体名 | 「電力安心サポート」の詳細な情報は確認されておらず、信頼性が不明。 |
自動音声+プッシュ操作 | オペレーターと会話せず、ボタン操作のみを促す形式は、勧誘やこれまで報告されてきた迷惑電話の傾向と類似。 |
個人情報収集の疑い | 住宅形態などの情報を元に営業リスト化される可能性がある。 |
類似番号の多発 | 「0800-300-9840」「0800-777-0319」など、似た手口の番号が複数確認されている。 |
📜 特定商取引法から見た法的リスク
この電話が「電話勧誘販売」に該当する場合、以下のような法律違反の可能性があります:
- 事業者名不告知(第16条)
勧誘開始時に、事業者の名称や目的を明示しなければならない。 - 誤認を招く名称の使用(第6条)
公的機関のような名称を使い、誤認させる行為は違法とされる可能性がある。 - 再勧誘の禁止(第17条)
一度断った相手に対して再度電話することは、法律で禁止されています。
🛡 被害を防ぐための行動ポイント
✅ 知らない番号からの電話には出ない
✅ 出てしまったらすぐに切る(プッシュ操作は絶対にしない)
✅ 個人情報(住宅情報・契約内容など)を話さない
✅ 記録を残す(録音・着信日時のメモ)
✅ 不安を感じたら「消費者ホットライン188」や「警察相談専用ダイヤル#9110」へ相談
💬 よくある質問(FAQ)
Q:「電力安心サポート」は実在するの?
A:現在のところ、法人登録や公的機関による確認はされておらず、実在性に疑問が残ります。
Q:ボタンを押してしまったら?
A:住宅情報などの属性が取得されている可能性があります。個人情報を話していなければ大きな被害にはなりませんが、念のため消費生活センターへ相談をおすすめします。
Q:他の番号からも似た電話が来たが?
A:「電力サポートセンター」「電力安全サポート」など名称や番号を変えて連続的に着信が来るケースがあります。再勧誘の禁止違反となる可能性もあります。
🔗 参考リンク
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🧾 免責事項
本記事は2025年7月時点の一般的な注意喚起を目的としたものであり、特定の企業・団体を誹謗中傷するものではありません。
信頼できる情報源に基づいていますが、すべてのケースに当てはまるとは限りません。
不審な電話に関しては、消費者ホットライン(188)や警察相談ダイヤル(#9110)への相談を推奨します。
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