「◯◯警察の〇〇です」「あなたの口座が不正利用されています」
そんな電話を突然受け取ったことはありませんか?
最近では、実在する警察署や捜査二課などの名称をかたる“ニセ警察詐欺”が全国的に急増しています。信じて対応してしまうと、個人情報の流出や金銭被害に直結する危険があります。
この記事では、偽警察の詐欺電話の特徴・本物との見分け方・正しい対処法を、わかりやすく解説します。
なぜ“偽警察詐欺”が増えているのか?
- 「警察=信用できる」という心理を悪用
- 海外からの国際電話詐欺が増加
- ウェブサイトなどから漏れた個人情報が使われている
- 高齢者や一人暮らしの人が狙われやすい
偽警察詐欺電話の主な特徴【要注意】
1. 不安をあおるセリフ
- 「あなたの口座が犯罪に使われています」
- 「あなたに容疑が掛かっています」
- 「今すぐ対応しないと逮捕される可能性があります」
2. 公的機関とは思えない要求
- 銀行口座や暗証番号を聞いてくる
- ATMやコンビニでの操作を求める
- LINEやビデオ通話を指定してくる
- 現金の送付や振込を求めてくる
3. 不自然な発信元
- 非通知設定や携帯番号(080、090など)
- +87、+29などの国際電話番号
本物の警察が絶対にしないこと
内容 | 本物の警察の対応 |
---|---|
国際電話での連絡 | ×しません |
電話で逮捕状の通知 | ×しません |
銀行口座や暗証番号を聞く | ×しません |
ビデオ通話で携帯手帳や逮捕状を提示 | ×しません |
金銭の送金・振込を指示する | ×しません |
怪しいと思ったときのチェックリスト
✅ 話の内容に矛盾はないか?
✅ 警察署に自分で折り返して確認できるか?
✅ ネットで同様の詐欺報告が出ていないか?
✅ 通話内容を録音またはメモしているか?
実際に電話が来た時の対応方法
1. 冷静に「折り返します」と伝える
→ 電話を一度切り、警察署の代表番号にかけ直すのが基本です。
2. 個人情報は絶対に教えない
→ 警察を名乗っていても、口座情報や暗証番号を絶対に伝えないでください。
困ったときの相談窓口【保存版】
相談内容 | 連絡先 |
---|---|
警察相談専用電話 | #9110(全国共通) |
消費者ホットライン | 188(最寄りの消費生活センターに接続) |
最寄りの警察署 | 各都道府県警察の代表番号 |
まとめ:疑わしい電話は一人で判断しない
「警察からの電話」というだけで、つい信じてしまいがちですが、まずは冷静になって見極めることが重要です。
少しでも不審だと感じたら、電話を切って公式な窓口や家族に相談しましょう。
あなたの一歩が、詐欺被害を防ぐ力になります。
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