2025年6月現在、「保険証に関するお知らせ」と称する自動音声ガイダンスの詐欺電話が全国で多発しています。
この電話は、あたかも厚生労働省や区市町村などの公的機関からの連絡のように装っていますが、実際は詐欺グループによる誘導型の電話です。
「オペレーターに繋ぐには1を押してください」と言われても、絶対に押してはいけません。
■ 詐欺電話の音声ガイダンスの例
以下のような自動音声が流れたら、電話を切ってください。
- 「保険証に関する重要なお知らせがあります。何度もご連絡しましたがお出になりませんでしたので、これが最後のお知らせです。オペレーターにおつなぎする場合は1を押してください」
- 「保険証に関する大切なお知らせです。これが最後の案内になります。1をプッシュしてください」
- 「保険証の取り扱いに関して、何度もおかけしましたが返事がないのでこれで最後です。オペレーターに繋ぐ場合は1を押してください」
これらの音声ガイダンスはすべて詐欺のパターンです。
■ 「1を押すとどうなるのか？」
1を押すと、詐欺グループのオペレーターに繋がり、以下のような話で個人情報や金銭をだまし取ろうとしてきます。
- 保険証の情報を更新する必要がある
- あなたの保険証が不正に使われている
- 薬が大量の処方されている、支払いが必要 など
このような詐欺に応じてしまうと、名前・住所・生年月日・保険証番号などを聞き出される危険性があります。
■ 覚えておきたいポイント
- 公的機関が自動音声で保険証に関する重要事項を伝えることはありません
- 「何度もかけた」「これが最後のお知らせ」は詐欺によく使われる常套句です
- 「1を押してください」と言われたら詐欺と疑ってください
- 不審な電話はすぐに切る、絶対に操作しない
■ 被害を防ぐためにできること
- 家族や高齢の親族にもこの詐欺の手口を共有してください
- 留守番電話設定や、着信拒否機能も活用しましょう
- 少しでも不安を感じたら、最寄りの消費生活センターや警察に相談しましょう
【まとめ】「1を押せ」は詐欺のサイン！
「保険証に関するお知らせ」という電話が来ても、慌てず、まずは詐欺を疑いましょう。
公的機関を名乗っていても、自動音声で1を押させようとする電話は詐欺です。
被害を防ぐためには、情報を知っておくこと、そして共有することが何より大切です。
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