2025年6月現在、北海道・新千歳空港の税関職員を騙る詐欺電話が相次いで報告されています。
■ 詐欺の手口とは?
犯人は電話で以下のように語りかけてくるようです。
「あなたの名義で中国へ配送された荷物の中に、パスポート・通帳・クレジットカードなどが入っていた」
「これは違法な行為にあたるため、これから警察に転送する」
といった不安をあおる内容を話し、最終的に個人情報や金銭の詐取につなげようとします。
■ 実際に使われた例:「那覇空港職員」も…
実は、似た手口は過去にも報告されており、例えば那覇空港の公式サイトでも空港職員を名乗る詐欺電話への注意喚起が出されています。
このように、空港職員や税関職員を装い、国際的な荷物や身分証の問題を持ち出すのが典型的な手口です。
■ 被害者の情報は事前に把握されている?
特に注意すべき点は、犯人が被害者の氏名・住所などをすでに把握しているケースがあるということです。
そのため、電話の内容に信ぴょう性を感じてしまい、だまされてしまう危険性があります。
■ このような電話が来たら
- 絶対に個人情報を話さないこと
- 「今から警察に転送する」などと言われても、電話を切ってOK
- 不安を感じた場合は、警察の相談窓口(#9110)や最寄りの警察署へ連絡しましょう
■ 税関・空港職員が電話で捜査することはありません!
空港や税関の職員が、一般人に直接電話して犯罪行為を告げることはありません。
また、電話口で警察に転送されるという対応もあり得ません。
このような電話は、すべて詐欺です。すぐに切りましょう。
■ まとめ:空港・税関・役所の名前を使った詐欺に要注意!
空港や官公庁を名乗る詐欺電話は、年々手口が巧妙化しています。
身に覚えのない荷物や、他国への発送、パスポート・通帳といったワードで不安をあおり、被害者を操作するのが特徴です。
身に覚えのない連絡には、冷静な対応と確認を忘れずに!
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