2025年6月現在、「クレジットカードが不正利用されました」と自動音声で告げる国際電話による詐欺が多発しています。
特に注意すべきは、自動音声で「0を押してください」と誘導し、詐欺グループのオペレーターに繋げる手口です。
実際に報告されている自動音声ガイダンスの例
被害報告によると、次のような音声が流れます:
「0を押してください。現在ご利用中のクレジットカードが、不正利用検知システムに感知したため、クレジットカードのご利用を停止いたします。詳細の確認については、0を押してください」
このように、「カード停止」や「不正利用検知」といった不安を煽るワードを用い、利用者を焦らせてダイヤル(ボタン)を押させようとします。
ボタンを押すとどうなる?
「0」を押すと、詐欺グループのオペレーターに繋がる可能性があります。そこで個人情報やカード情報、最悪の場合は金銭をだまし取られる危険性もあります。
絶対にボタンを押さないでください。
なりすまし電話番号に注意!スプーフィングとは?
この詐欺の怖いところは、「表示されている番号」が偽装されているケースもある点です。
SNS上では、次のような報告がありました:
- 着信履歴を見て、かけ直したら「〇〇(通信会社)です。お掛けになった番号でお繋ぎすることはできません」という自動音声のメッセージが流れた。
これは電話番号のなりすまし(スプーフィング)と呼ばれる手口が使われている可能性があります。実際に使われている番号と表示されている番号が異なる場合があります。
このような電話が来たらどうすればいい?
以下の対応をおすすめします:
- 無視・着信拒否を徹底する
- 絶対にボタンを押さない。
- 絶対に折り返し電話をしない。
- クレジットカード会社に直接連絡して確認する(※電話番号はカード裏面などの正規のものを使用)
- 国際電話番号や不審な番号からの着信は、電話番号検索サービスやSNSで情報収集をする
- 不審な内容が続く場合は、消費生活センターや警察へ相談
まとめ
クレジットカードの不正利用を装った自動音声の国際電話詐欺が急増しています。
「0を押してください」などと誘導してくる電話には、絶対に応じないようにしましょう。
最近はスプーフィング技術により、信頼できそうな番号からの着信を偽装するケースもあるため、少しでも不審に思ったら一度落ち着いて調べることが大切です。
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