2025年5月現在、「インターネット・ホットラインセンター」を名乗る自動音声の詐欺電話が全国で確認されています。この手口は、実在する公益団体の名前を騙って不安を煽り、個人情報を聞き出す危険なものです。
詐欺電話の内容
詐欺電話は国際電話番号(+1、+80など)や携帯番号(080、090など)を使ってかかってくることが多く、以下のような音声ガイダンスが流れます。
「インターネット・ホットラインセンターです。第三者からの通報によりこの電話番号は使用が停止されます。詳細を知りたい方は1を押してください」
1を押すと、詐欺グループのオペレーターに繋がり、
「詳細を知りたいということですね。本人確認のために、名前と生年月日を教えてください」
といった形で個人情報を聞き出してきます。
確認されている詐欺電話番号の例
現在SNSなどで注意喚起されている詐欺の可能性がある電話番号は以下の通りです。
- +80953890874
- +18558552628
これらは一例であり、今後さらに多くの番号が使われる可能性があります。
この詐欺の特徴と目的
- 国際電話や非通知、携帯番号でかかってくる
- 音声ガイダンスで「この電話は使用停止になる」と不安を煽る
- プッシュ操作でオペレーターに繋げ、個人情報を聞き出す
- 情報を悪用され、詐欺やなりすましに利用される可能性あり
絶対にやってはいけないこと
- 音声ガイダンスに従って番号(1など)を押すこと
- 名前や生年月日、住所、銀行口座番号などの個人情報を伝えること
対策と心構え
- 知らない番号からの電話は出ない
- 不審なガイダンスが流れたら即切断
- 情報を伝えてしまった場合は、警察や消費者センターにすぐ相談を
実在団体との関係について
この電話で名乗られている「インターネット・ホットラインセンター」は、インターネット上の違法・有害情報の通報を受け付け、警察への通報やサイト管理者への削除依頼などを行う機関ですが、今回の詐欺とは一切関係ありません。名称を騙られているだけです。
まとめ
「この電話番号は停止されます」「詳細を知りたければ1を押してください」という音声ガイダンスが流れたら、それは詐欺の可能性が高いです。個人情報を聞き出して悪用する手口ですので、絶対に応じないようにしましょう。
※本記事は、2025年5月現在に報告されている詐欺手口に基づく注意喚起を目的としたものであり、実在する団体・企業とは一切関係ありません。記載された電話番号もSNS等の報告をもとに紹介されたもので、詐欺を断定するものではありません。
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