2025年5月現在、「0800」から始まるフリーダイヤル番号を使い、関西電力を名乗る自動音声ガイダンスの営業・勧誘電話が多数報告されています。これらの電話は、実際には関西電力とは関係のない代理店や第三者業者が行っているケースと見られます。
■ 主なガイダンス内容(よくある文言)
以下のような自動音声ガイダンスが流れるパターンが報告されています:
- 「関西電力管内の方にアンケート」
- 「関西電力の割引サービス」
- 「料金がお安くなるプランがあります」
一見、電力会社本体からの案内のように思えますが、公式の関西電力とは無関係な場合が多いため、注意が必要です。
■ こうした電話の正体は?
これらの電話は、電力自由化により誕生した「新電力会社」やその営業代理店による勧誘の可能性が高いです。中には、強引な営業や個人情報の聞き取りを目的とするケースもあります。
一部の例では、オペレーターにつながったあと、
- 電力会社の乗り換えを勧められる
- 「このままだと損をする」などと不安を煽られる
- 住所や契約情報を聞かれる
といったやりとりが行われることもあります。
また、一部で個人情報などをだまし取るための詐欺電話だとのSNS(X/Twitter)上の投稿もみられます。
■ 関西電力の公式見解
関西電力では、公式に「自動音声による勧誘」は基本的に行っていないとしており、こうした電話については注意を呼びかけています。
不審な電話を受けた場合は、契約中の電力会社のカスタマーセンターなどに問い合わせ、不用意に個人情報を伝えないようにしましょう。
■ 対策・対応方法
- 電話番号が「0800」「0120」などのフリーダイヤルでも油断しない
- 自動音声であっても、営業目的や詐欺の可能性がある
- 「電気料金の割引」「乗り換え」「キャンペーン」などのキーワードには要注意
- 個人情報(氏名・住所・契約番号など)を安易に答えない
- しつこい場合は、着信拒否設定を行う
■ まとめ
このような電話は合法的な勧誘であることもありますが、不審に思ったら「一旦切る」ことが最善の対応です。
また、実際の関西電力からの案内かどうか不明な場合は、公式サイトや契約書に記載された正規の問い合わせ先に確認しましょう。
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