2025年5月、埼玉県警察を名乗る詐欺電話が多発しているとの情報が寄せられています。特に以下のような国際電話番号(+から始まる番号)からの着信には十分注意してください。
■ 詐欺に使われたとみられる電話番号
以下は、実際に被害報告がある・または不審な電話に使われた可能性のある番号の一例です。
- +1 800 565 10110(+1は、アメリカやカナダ)
- +295 356 510110(+295は、未割り当て)
- +800 686 8110(+800は、国際フリーダイヤル)
- +808 594 9218(+808は、ミッドウェー諸島・ウェーク島)
※いずれも日本の警察とは無関係の番号です。
■ 警察を名乗る理由と本名を知っている背景
詐欺グループは、信ぴょう性を高めるために以下のような手口を使います。
- 「埼玉県警の〇〇です」などと名乗る
- 「○○さんでお間違いないでしょうか?」と本人の氏名・住所・電話番号を知っていることがある
- 「あなたの名義で犯罪が起きている」と不安を煽る
▼ なぜ本名を知っているのか?
考えられる理由としては、
- 過去に流出した個人情報のリストを使っている
- SNSなどで情報を収集している
- 特定の詐欺名簿(リスト)を購入している
などが挙げられます。「名前を知っているから本物だ」と思い込まず、冷静に対応することが大切です。
■ 日本の警察が+が付く番号で電話することはありません!
ここが非常に重要なポイントです。
- 日本の警察署が一般市民に電話をかける場合、03・048・06などの市外局番を使います。
- +で始まる「国際電話番号」から警察が連絡してくることは絶対にありません!
もし+から始まる番号で「警察」や「公的機関」を名乗る電話がかかってきたら、詐欺と断定して着信拒否・無視するのが正解です。
■ 対策とアドバイス
- 見知らぬ番号からの着信にはすぐに出ない
- 出てしまった場合は「本人確認」などの名目でも絶対に個人情報を話さない
- 怪しいと感じたら家族や警察に相談する
- スマホの設定で「国際電話の着信を拒否」するのも有効
■ まとめ
最近の詐欺電話は非常に巧妙化しており、「警察を名乗る」「本名を知っている」など、本物のように見せかける演出が多くなっています。
ですが、日本の警察が+から始まる国際番号で電話をしてくることは絶対にありません。
不審な電話を受けたら、一人で判断せず、家族や警察相談専用窓口(#9110)に連絡しましょう。
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