2025年5月現在、国番号「+295」からの怪しい着信に関するSNS投稿が増加しています。
「国際電話 +295」「国際電話 国番号 295」などの検索キーワードがGoogleで頻出しており、多くの人が不審な電話番号に不安を感じていることがうかがえます。
本記事では、+295の正体、詐欺の手口、個人情報の流出の可能性、そして対応策までをわかりやすくまとめています。
1. +295とは?どこの国の電話番号?
実は+295は正式な国番号としては割り当てられていません(※2025年5月時点の情報)。
これは、詐欺グループが発信元を偽装(スプーフィング)して電話をかけてきている可能性があります。
未割り当ての番号を使うことで、自分たちの正体を隠しつつも、国際電話のような形式で信ぴょう性を演出しているのです。
2. 詐欺の手口と実際の会話例
+295からの電話は、大きく分けて2種類あります:
(1)人が直接電話をかけてくるケース(いわゆる“掛け子”)
以下のような会話が報告されています:
- 「○○県警の△△と申します」
- 「□□さんの携帯番号でお間違いないでしょうか?」
- 「あなたの携帯から大量の迷惑メールが送られています」
- 「あなたの口座がマネーロンダリングに使われています」
- 「あなたに逮捕状が出ています。◇◇警察に出頭してください」
このような内容で不安をあおり、個人情報や金銭をだまし取ろうとする手口です。
(2)自動音声ガイダンスによる詐欺
自動音声で以下のような内容が流れることがあります:
「こちらは経済産業省の重要なお知らせです。あと2時間後にあなたの通信サービスは停止します。オペレーターに繋ぐには 1 を押してください」
「総合通信管理局からの最終通知です。 そちらの電話番号に異常が見られるため、2時間後に回線サービスを停止いたします」
「NTTからの重要なお知らせです。現在ご利用中の電話番号、通信サービス、2時間後に停止いたします。オペレータにお繋ぎをご希望のかたは、1を押してください」
「こちらは総合通信サービスです、通信に異常が見られるので2時間後に電話を停止します、詳細を確認するには1を押してください」
(総務省、デジタル庁、NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなどの様々なバージョンがあるようです)
3. なぜ個人情報を知っているのか?
このような電話では、本名や住所、生年月日などを最初から知っていたというケースもあります。
考えられる要因としては:
- 過去の情報漏えい
- SNSやネットで公開されていた情報
- フィッシング詐欺などで収集された情報の流用
不正に取得された個人情報が悪用されている可能性があります。
4. 電話がかかってきた場合の対応策
- 知らない番号には出ない
とくに「+295」など、国際電話で見慣れない番号は無視するのが基本です。 - 万が一出てしまったらすぐに切る
相手の話を聞かず、怪しいと感じたらすぐに通話を終了しましょう。 - 「1を押してください」などの指示には絶対に従わない
ダイヤルを押すことで詐欺グループのオペレーターに繋がり、個人情報が盗まれたり、詐欺につながる可能性があります。 - 着信拒否設定をする
スマートフォンやキャリアの設定で、特定の番号や国際電話をブロックする方法があります。
5. 電話に出てしまった・不安を感じたときの相談先
不安を感じたり、詐欺被害の疑いがある場合は、以下の窓口に相談できます:
- 警察相談専用窓口「#9110」(全国共通、最寄りの警察署に繋がります)
- 消費者ホットライン「188」(いやや!で覚えましょう)
- 各キャリアのサポートセンター(NTT、KDDI、ソフトバンクなど)
6. まとめ|落ち着いて対応を
+295からの電話は、詐欺グループによる悪質な手口である可能性が高く、非常に注意が必要です。
- +295は正規の国番号ではない
- あなたの個人情報を使って信用させようとする
- 自動音声で不安をあおり「番号を押させる」パターンがある
- 知らない番号には出ないが鉄則
不安を感じた場合は、一人で悩まずに警察や消費生活センターに相談しましょう。
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