【注意喚起】Appleをかたる「カード安全確認」フィッシング詐欺メールが出回っています
2025年5月現在、Appleを装ったフィッシング詐欺メールが多くのユーザーに届いていることが確認されています。今回の手口では「カード情報の点検」を理由に、偽サイトへの誘導を試みる非常に悪質な内容となっています。
詐欺メールの概要
実際に届いたメールは以下のような内容でした。
送信者名:Apple サポート
送信元アドレス:αpple.miαtαn.30@svxf.c〇m
件名:ご注意:カード安全確保のための確認
本文:
カード情報の点検のお願い
ご注意ください。2025年5月8日にご登録カードの異常な使用が確認されました。現在、カードの安全を確保するため、ご利用が一時的に制限されています。
Apple Cardでのスムーズな決済を継続いただくため、3日以内にご確認をお願いいたします。情報は弊社セキュリティー基準に基づき厳重に保護されています。
カードを点検
点検完了後、すぐにサービスをスムーズにご利用いただけます。ご確認がない場合、ご利用が制限される可能性があります。
Apple Japan GK
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-24-12© 2025 Apple Inc. All rights reserved.
- リンク部分:「カードを点検」
- リンク先URL(一部):
https://1swyp350m〇fp-pαges-dev.trαnslαte.g〇〇g/supp〇rt.αpple.c〇om.html...
※Appleの公式サイトに見せかけた偽URLです。
詐欺の手口と狙い
このようなフィッシング詐欺では、Appleからの重要なお知らせを装って、不安をあおる文章が使われます。「カードの不正利用」「利用制限」「確認期限」などの言葉で急かし、偽サイトに誘導してApple IDやクレジットカード情報を入力させることが目的です。
一見すると本物そっくりの文面やデザインですが、リンク先や送信元アドレスをよく見ると、不自然な点が見つかります。
フィッシングメールを見分けるポイント
以下のような点に注意することで、偽メールを見破ることができます:
- Apple公式のドメイン(@apple.com)ではないメールアドレス
- 日本語表現が不自然、または機械的
- 差し迫った期限や不安をあおる表現
- 「apple.com」を含むように見えて実際は異なるリンク先
- メール内のボタンやリンク先を確認すると、URLが公式でない
詐欺メールを受け取った場合の対処法
- 絶対にリンクをクリックしない
- メールは削除する
- Apple公式サイトまたはアプリでサポートに直接問い合わせて確認する
- 不安な場合は、Apple IDのパスワードを変更するなどのセキュリティ対策を行う
Appleが公式に送るメールの特徴
Appleは、フィッシング対策として以下のようなポリシーを公表しています:
- Appleからの公式メールは「@apple.com」ドメインから送信される
- 個人情報(Apple IDのパスワードやクレジットカード番号など)をメールで直接尋ねることはない
- 本人確認が必要な場合は、Apple公式サイトやデバイス上の設定アプリ経由で通知される
まとめ
Appleを名乗るメールで「カードの点検」「アカウントの認証」などを促す内容が届いた場合は、冷静に対応しましょう。少しでも不審だと感じたら、リンクをクリックせず、公式サイトから正しい情報を確認してください。
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