最近、「こちらは中国大使館です」と名乗る自動音声の詐欺電話が国内で急増しています。
その後に中国語で何かを話し始めるパターンが多く、一見すると本物の連絡のように聞こえるのが厄介です。
結論から言うと、これは国際電話を使った詐欺の可能性が非常に高いです。
この記事では、手口の詳細や対処法、さらにターゲットにされやすい人の特徴について解説します。
📌どんな電話なの?よくある手口の流れ
実際の詐欺電話の流れは以下の通りです:
- +86(中国)や+87、+29などの国際番号から着信
- 最初に、自動音声で「こちらは中国大使館です」と日本語で案内
- すぐに中国語で話し始める
- 「番号を押してください」などの操作を促される
- 指示に従うと詐欺グループに接続され、金銭や個人情報をだまし取ろうとする
🎯ターゲットにされやすい人は?
この詐欺では、特に以下のような人が狙われています:
🌏日本在住の外国人(特に中国出身者)
- 実際に大使館と関わりがあることも多いため、本物と思いやすい
- 中国語の自動音声で信用してしまう
- 言語の壁や不安をつかれて誘導されやすい
💼忙しいビジネスパーソン
- 内容を聞き流しながら操作してしまう
- 海外出張や輸出入業務で中国に関わる機会がある場合、信じやすい
🚨中国大使館が電話してくることはあるの?
ほとんどありません。
仮に連絡があるとしても、以下のようなことは絶対にありません:
- 自動音声による一方的な通知
- ボタン操作を求める
- 口座情報やマイナンバーなどの個人情報を聞き出す
不安なときは、自分から大使館の公式サイトを確認し、正規の窓口に問い合わせましょう。
📱この番号、怪しいかも?国際電話に注意!
詐欺電話の多くは、以下のような見慣れない国際番号を使っています:
- +86(中国)
- +1(アメリカ・カナダなどの北米)
- +87(国際衛星電話)
- +29(西アフリカ)
- 非通知や番号が「0000」で始まる不自然な形式
着信があっても、出たりかけ直したりしないようにしましょう。
✅対処法と予防策
- 知らない国際電話は出ない
- 自動音声に従ってボタン操作をしない
- 留守番電話に切り替えて内容を確認する
- 被害が心配なときは「188(消費者ホットライン)」や「#9110(警察相談)」へ連絡
スマホの「着信拒否設定」や「迷惑電話ブロックアプリ」も有効です。
📝まとめ:知らない番号はまず疑う
このような国際電話詐欺は今後も形を変えて続く可能性があります。
「中国大使館」や「警察」を名乗られても、焦らず一度疑うことが大切です。
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