【注意喚起】Appleを名乗る「カード情報確認のお知らせ」はスパムメール! 巧妙なフィッシング詐欺に要注意
近年、Appleをかたったフィッシング詐欺メールが急増しています。
今回紹介するのは、「カード情報の確認手続きのお知らせ」というタイトルで届いた、Apple Pay利用者を狙った偽メールです。
初心者でもわかりやすいように、実際のメールの特徴と見分け方、被害防止の対策を解説します。
■ 届いたメールの概要
- 差出人名:Apple サポート(と名乗っているだけ)
- 送信元アドレス:Apple.em.k26〇〇@ib〇p.asia
- 件名:カード情報の確認手続きのお知らせ
- 本文
ご案内いたします。2025年4月27日に登録カードの異常な使用が検知されました。現在、カードの安全を確保するため、ご利用が一時的に制限されています。
Apple Payでの決済を継続いただくため、3日以内にカード情報をご登録ください。情報は弊社セキュリティー基準に基づき厳重に保護されています。
カード情報を確認 (←リンクが設定されている部分)
確認完了後、すぐにサービスをスムーズに再開いただけます。ご確認がない場合、ご利用が制限される可能性があります。
今後ともよろしくお願いいたします。
Apple
リンク先:https://cdqqdqd3-pages-d〇v.translate.g〇〇/www.apple.com.html?...
(Apple公式に見せかけた偽サイト)
■ このメールが詐欺である理由とは?
1. Apple公式のドメインではない
リンク先のURLは、「translate.g〇〇
」「pages-d〇v
」などAppleとは無関係のドメイン。Apple公式のURLは必ず apple.com
ドメインです。
2. 不自然なメール文面
- 「確認手続きのお知らせ」など曖昧な表現
- 本文全体にどことなく不自然な文章が目立ち、翻訳ソフトで生成された形跡も見受けられます
3. カード情報を直接入力させる誘導
- 本物のAppleからカード情報入力を促すメールは原則ありません
- 個人情報やクレジットカード情報を入力させるのは、典型的なフィッシングの手口です
■ このようなフィッシングメールにだまされると…
- Apple IDの乗っ取り
- クレジットカードの不正利用
- スマホやクラウドの情報流出
- 身に覚えのない請求や、詐欺グループへの金銭流出
一度情報を渡してしまうと、被害回復が困難になる可能性があります。
■ フィッシングメールの見分け方(初心者向けチェックリスト)
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
差出人アドレス | 本物の Apple は @apple.com |
URL | 正式なドメインか(変なURLは要注意) |
表現 | 急かす言葉・不安を煽る内容 |
リンク | 直接クリックせず、公式サイトやアプリから確認 |
■ 安全に対処するための対策
- 怪しいメールは開かない・クリックしない
- Apple公式サイト・アプリから確認
- 2段階認証を必ず設定しておく
- セキュリティソフトや迷惑メールフィルターを活用
- Appleに通報(Appleフィッシング報告ページ)
■ まとめ
今回紹介したようなAppleを装った詐欺メールは年々巧妙化しており、誰でも被害にあう可能性があります。
「カード情報の確認」や「異常検知」などの文言で不安を煽り、情報を盗み取るのが目的です。
- 少しでも不審に思ったら、メール内のリンクを開かずに公式で確認する
- 家族や高齢の方にもぜひ注意喚起を!
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