最近、「+88」から始まる国際電話番号を使った詐欺電話の報告が急増しています。
「あなたのキャッシュカードが悪用された」「あなたに逮捕状が出ている」「税金の未納がある」といった脅し文句で不安を煽り、個人情報やお金をだまし取る手口です。
この記事では、+88の国番号の正体や、詐欺の具体的な内容、対策方法についてわかりやすく解説します。
+88はどこの国?なぜ詐欺電話に使われるのか
+88は国際電話の国番号で、バングラデシュ(+880)など南アジアの国々が該当します。
しかし、実際にその国からかかってきているとは限らず、IP電話や発信元偽装(スプーフィング)を使っている可能性が高いです。
詐欺の手口1:キャッシュカードや逮捕状で不安を煽る
犯人は「警察」や「金融機関」になりすまし、以下のようなセリフで相手を混乱させます。
- 「あなたのキャッシュカードが犯罪に使われた」
- 「あなたに逮捕状が出ています」
- 「本人確認のために名前やマイナンバーを教えてください」
このような電話はすべて特殊詐欺です。
詐欺の手口2:トークアプリやビデオ通話に誘導
犯人は「詳しい説明をする」と言ってLINEやWhatsAppに誘導し、
ビデオ通話で偽の警察官を登場させたりして、より巧妙に信用させようとします。
詐欺の手口3:ATMやネットバンキングで送金させる
「調査のために一時的にお金を預かる」などと理由をつけ、被害者にATMから送金させるケースも多数報告されています。
警察や公的機関が送金を求めることは絶対にありません。
ワン切り詐欺にも要注意!折り返すと高額請求の恐れ
+88などの不審な番号からワンコールだけで切れる着信があった場合、絶対に折り返してはいけません。
折り返すと、国際電話料金として高額な通話料を請求される可能性があります。
これはいわゆる「国際ワン切り詐欺」の一種で、金銭目的の新たな詐欺手口です。
特殊詐欺の特徴と見分け方
詐欺の特徴 | 内容 |
---|---|
国際番号(+88) | 怪しい着信が突然かかってくる |
脅し文句 | キャッシュカード・逮捕状など |
アプリ誘導 | LINE・WhatsAppなどのトークアプリに誘導 |
金銭要求 | ATMや振込で金銭をだまし取る |
ワン切り | 折り返すと高額な通話料を請求されることも |
被害を防ぐための対策5選
- 知らない国際電話には絶対に出ない
- 折り返し電話はしない
- 個人情報は絶対に伝えない
- 警察や金融機関を名乗られてもすぐに信じない
- 不安なときは警察(110)や消費生活センター(188)に相談
まとめ|「+88」からの電話は詐欺の可能性大!すぐに切って対処しよう
「+88」からの着信は、キャッシュカード詐欺や国際ワン切り詐欺などの可能性が極めて高いです。
冷静に対処し、不審な番号には出ない・折り返さないことが大切です。
もし身に覚えのない電話で不安になった場合は、絶対に一人で判断せず、家族や警察に相談してください。
コメント